【WT】相容れないこそ慈しみがある【実況者】

秘密12 Sm視点 ページ13

俺は…シャークんのことが好きだ

それは好意で、恋愛としての好き


この想いは誰にも伝えていない。そして、俺自身も出さないように気をつけてる。

バレたらシャークんに迷惑がかかるからな。男性、しかもメンバーから好かれるなんて1番対応に困るだろう



だが…最近、シャークんに異常に避けられている。数日経てば元通りになると思っていたが、そんなことは全くなかった。

俺の秘密がバレたのかと思ったが、シャークんはこんなことでずっと避け続ける冷酷な人間じゃない。ずっと見ていた俺だからこそ分かる。



ついさっきもシャークんに話しかけた。しかし、全部理由を付けられて逃げられる。

…今日で1週間、か



Kr「大丈夫かスマイル。流石にあれは避けすぎだよな〜」


俺がシャークんへ話しかけているところを見ていたきりやんが、しょげている俺の方へ寄って来る。

…正直辛い。辛いという言葉で済まないくらい辛い。好きな人に理由も分からず避けられているなんて苦痛でしかない


Sm「俺何か悪いことしたのか？」


Kr「…あ！そういや体育の時スマイルシャークんと保健室行ったじゃん。あの時からシャークんが変なんだけど、スマイルなんかした？」


Sm「…？？」


シャークんと保健室？なんだそのラッキーイベント。全く記憶に無いんだが…


Sm「それっていつの話？」


Kr「2週間前の金曜にリレー練習の時だよ。もう忘れたのか？」


2週間前の金曜…何故か保健室のベットに居た時のことだろう。

シャークんが俺を運んでくれたのか？そこまで重大に思ってなかったけど、そこが関係してくるのか。


Sm「なんで俺が保健室に行ったのか分かるか？」


Kr「そりゃお前がバトン踏んで転んだからだろ」


Sm「…えっ、俺そんな馬鹿なことしたのか？？」


Kr「クラス全員笑ってたぞwwww」


Sm「うっっわ、最低。もう誰も信じない」


Kr「その反応前も聞いたぞwもしかしてお前覚えてて言ってるな？冗談も程々にしろよ〜」


そう行ってきりやんは去っていった。



"その反応前も聞いた"…俺は最近そんなこと言った覚えはない

…これは調べる必要がありそうだ

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