きつねさん、コラボしたら? ページ15
あなたが同じ実況者だったら...
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nkm
「...視聴者にAとのコラボ多いって言われた」
通話を繋げて私の動画で使うゲームの練習に付き合ってくれている彼がそう言い出した。落ち込んでいるような声色がどうしても可愛く思えてしまう。
『実際多いしな〜』とアイテムを選びつつ呟けば、そうだけどさ...と。納得のいかないといった様子で参加してきた彼に頬が緩む。
「すげぇトーク力あるし撮れ高もあるしさ〜...」
不貞腐れたように言葉をもらしつつ、実況者としての私をあれこれ褒めていく彼をやんわりと止める。
...嬉しいけれど、動画でもいつの間にか私を褒め出したり特別扱いしているのに気付いていないのかな?
br
「あ、あ!心が壊れかけてるっ...!!けど!」
彼らの人気企画へと参加する事になると、リスポーン地点が近いと分かった私の痕跡をどうにかして見つけようとしている彼に笑ってしまう。
ようやく同じバイオームに入ったらしいので『サバンナ村ありました?』と問いかけてみれば花が咲いたような嬉々とした雰囲気で応える彼に焦る。
「そんな事言われてもさあ、敬語って良くね〜?」
後日さりげなく注意してみたら、可愛らしい女の子のように両手で頬杖をしつつ幸せそうに微笑まれてしまうので許してしまう。青い鳥の呟きにも頻繁に反応してくる故、もう諦めるしかないのか...
shk
「んわーお、まさかのAさんと一騎打ちか?」
大人数コラボで吸血鬼を運悪く引いてしまった私と人狼である彼、そして村人の皆さん。潜伏場所がバレてしまい昼の間にそう言われて軽く泣きそう。いつもの手加減は動画なのでありもせず。
『PS上げられるよう頑張ります...』と自身の動画で話したのを知ったらしく、マイクラのアスレや他ゲームの練習を一緒にと誘ってくれるように。
「今のは上手すぎ、マジで勝てね〜って」
教えてるのがあの人気実況者のしゃけ先生だからね、と、冗談っぽく隣に座る彼へ感謝を伝える。
返事がないので彼を見れば、照れたような複雑そうな顔をしているから、思わず首を傾げてしまう。
恥ずかしそうに“彼氏として教えてんの”と呟く彼に、私まで頬が熱くなった。
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人狼あーるぴーじーとリスバラしてみたい(切実)
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作者名：愛奈 | 作成日時：2022年6月28日 2時
