人生で一回も会ったことのない父親へ【名探偵コナン】

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一通り泣いてから、若菜が持って来てくれた
おばちゃんの肉じゃがを食べてまた泣いた。
それが落ち着いてから若菜に電話をかけた
「もしもーし、美桜？父親とどうだった？」
「あー、若菜？引っ越し先、若菜の家のマンションと一緒だった。」
「…え！？マジで！？だったら安心だね。またうちにおいでよ？」
「うん！」
「それで父親はどうだった？？」
「それはもうとても面倒臭そうな人だった」
「面倒くさい？むしろ今までほっといてくれたなら放任主義じゃないの？」
「違うの！高校生にもなる娘に門限とか勉強とか食生活とか干渉する！？それも15年間連絡もよこさなかった相手に対して！」
「なにそれ、面倒臭そう…！うちも一応あるけど、いきなり言う時点で面倒くさそうな人だね…」
「あの人と絶対うまくいかないわ…」
「あんまりにもキツかったら我が家においでよ？美桜なら家族同然だから！というか遠慮しないで今まで通り晩御飯とか家にきていいからね？」
「…ありがとうれ本当若菜一家には感謝。
一週間後には引っ越し完了してると思うけど
しばらく忙しくて連絡取れないかも」
「オッケー！あ、和臣と荷造りとか手伝いに行くよ。じゃ、また連絡してね！」
「え！助かる！本当にありがとう！じゃあ、おやすみ」
「おやすみー！」
若菜との電話は短かったがすぐに終わった。…引っ越しまで時間は少ないけど、処分する荷物とかもあるし早速取りかからなきゃ…。

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