検索窓
今日:17 hit、昨日:8 hit、合計:59,194 hit

4 ページ25

「彩葉ー!」
「ひまり、大阪にようこそ!」
「ここが大阪かぁ……ほんと都会だね!賑やかだし。」
「それ東都から来た人が言うことやないわ。」
「確かにそっか。」
「ほんなら行こ。うちはこっちや!」
新大阪駅から家へ向かう路線に2人で乗り込んだ。


「あら、はじめまして後藤さん。彩葉から話は聞いとります。娘と仲良くしてくれてありがとう。大阪楽しんでってくださいな。」
「は、はじめまして!こちらこそ仲良くさせていただいてありがとうございます。」
「ひまり、こっち。」
階段を上って自分の部屋に案内する。
「ここが私の部屋や。ここに布団を二個敷いて寝るつもり。」
「この部屋見て納得した、彩葉が首席な理由。これはなるよね、うん」
「え、どのへんにその要素が?」
「本ありすぎ!それに分厚いよ!」
「ははは、父ちゃんに譲ってもらったのもあるで。」
「とりあえずお泊まり楽しみ。今日は盛りあがろ?」
「もちろんや。そや、母ちゃんがもうご飯用意してくれとるんよ。下戻ろう。」

お母ちゃんは本当に腕によりをかけて仰山作ってくれた。ご飯、味噌汁、小鉢など沢山の和食が食卓に並んでいた。
「彩葉から和食が好きって聞いて準備したんや。沢山食べとくれやす。」
「ありがとうございます!とっても美味しそうです。」
「「いただきまーす!」」
食べる、食べる、食べる。
やっぱりお母ちゃんのご飯は最高に美味しい。
「「美味しい!」」
「はー、落ち着くー。そういや父ちゃんと姉ちゃんは?」
「姉ちゃんはもうすぐ帰ってくるで。父ちゃんは張り込み。多分今日は帰って来られへんな。」
「彩葉のお父さんって警察官なの?」
「うん!とってもカッコいいんやで!昔一回だけ働いとる現場を見たことあるんや。父ちゃんホンマかっこよかったなぁ。」
「ハイハイ。」
「ひっどーい、聞いてくれてもええやん。」
「母ちゃんその話二百回は聞いたで?」
「そんなに話したの!?」
「そうやで?この子は父ちゃん大好きっ子やさかい、話し出すと止まらんのや。気ぃつけてな、ひまりちゃん。」
「は、はい」
「ちょ、ひまりも真剣に返事しんとってや!」
その時玄関の扉が開く音がした。母ちゃんが「帰ってきはったな。」とポツリと呟いた。間も無く姉ちゃんが部屋に入ってきた。
「ただいま。」
「和葉お帰り。彩葉の友達きとるよ。」
「はじめまして。彩葉の姉の和葉です、楽しんでいってな?」
「はじめまして、後藤ひまりです!いつも彩葉ちゃんにお世話になってます!」

4→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
47人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:miya | 作成日時:2018年9月23日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。