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『どおりゃああああああああ!!!!!!』
「うわくっそ、あんなのアリかぁ〜?…おもしれぇ…!!」
というわけで始まりました。ラッダァ先生恒例アスレチック
『あと12秒…!!耐えないと…!』
「A〜?」
『なんですかもう!…えっ!?行き止まり…!?ふ、吹き抜け場所か…!』
「降参してもいいんだよ…?今なら死なない方の食べるのだけにしてあげるから」
そう言って1歩、1歩と端に追い詰めるラッダァ先生。死なない方ってなに。精神は少なくとも死ぬだろ。たぶん。
『ど、どうすれば…』
「ほらぁ、諦めなよ。どうせ俺以外頼れないんでしょ?ね?」
『う、うぅ…』
でもアスレ師団だけには絶対入りたくない。あんな体育系かつ血みどろ師団とか怖すぎるし死ぬ。序盤はともかく矢とかはしんじゃう。この世界にも慣れてないのだし、突然変異した自分の体なんて慣れてるわけない、けど…これはやばい。
そう思って、手すりに手をかけた。
『…!』
「ん?どした?もしかして食べられるのが好きなへんた」
『死んだらすみません!!』
「?…えっ!?ちょ、!」
驚く先生を横目に、手すりに足をかけて全力で前に飛ぶ。空中で2回転半し、そのまま着地。こう、説明した通り、体育教科書の絵をなぞるように美しく、そして怪我のひとつも無く生還した。
「……は、はは!ハッハッハ!!」
『え?急な悪役笑い3段活用?』
「いやー、予想以上だったわ。命かけて飛んで無傷とか……これはますます欲しい……けど、やなんだよな?アスレ…………あ、嫌なんだなはい。顔戻して。」
恐らく般若のような形相になっていた私の顔を見て明らかに眉が下がる。そんな嫌そうだっただろうか。いや表に出した自覚はあるけど。
上の階のラッダァ先生は手を挙げてやれやれ、と言った顔をする。幸いにも割れてすらいなかったインテリアたちに多大なる感謝をして、ソファに倒れ込んだ。
「じゃ、お詫びってことでなんでも聞けよ。あ、後で俺からも質問はするけど」
『え?いいんですか?』
「おう。敗者は勝者に逆らわない決まりだしな」
『えっと、じゃあ…』
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かるな - うっわ…すんごい面白い…更新待ってます! (2022年11月12日 1時) (レス) @page14 id: 1df39dbcc9 (このIDを非表示/違反報告)
もか@ワイテ民(プロフ) - ラダ先可愛すぎんか?更新待ってます! (2022年1月21日 18時) (レス) @page11 id: 471eb0001e (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - 私はすきよ........更新待ってます(語彙力はラッ先に血と一緒になめとられたわ) (2022年1月3日 3時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
よくねたしおだおぉぉぉぉ!!! - アッ、、、、、、好き、、こここ更新!ブリッジでっ待ってます!!! (2021年12月7日 16時) (レス) @page14 id: a2762c3708 (このIDを非表示/違反報告)
冷兎 - やっべぇ、夢主と同じ思考回路以上の思考やってら() (2021年8月12日 23時) (レス) id: 3cae246b7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白雪 | 作成日時:2021年4月26日 22時