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人生初の運動神経バリ強の体にはしゃぎ倒し、ある程度自分の今の体が分かってきた。
まず、力はそんなにないこと。持久力はそこそこ持つけど、全力で走れば息切れするし、壁殴ってみたけどびくともしなかった。つまり技能だけ跳ね上がり、基礎体力や攻撃力が上がった訳では無い、ということだ。実践に使えない。
あと、道具越しとかだとあんまりなこと。そこらへんにあった小石を投げたりジャグリングしようとしてもいつもの私だった。おでこが痛い。上向くんじゃなかった。
『というか、これこのど真ん中にいたらマズいよなあ。私一応人間だし。悪魔になった感じしないし。飛べないし。』
そう。最大の点は、"飛べない"ということだ。もちろん悪魔の中でも家系的に飛べないとかはあるのかもしれないが、少なくともアニメでの入学式はみんな飛んでいたし、漫画内で推しももれなく飛んでいた。だが私は飛び方がわからないし、そもそも羽の感覚もない。つまり私は人間。終わったな。食われます。さよなら。
……そう、絶望していた。(だって一本道めっちゃ長いし)
「こんなところで何をしてるのかなぁ、ニンゲンさん」
この
『みぎゃーーーーーーーっ！？！？！！！？！？』
「えっ怖。そんなでけー声出さなくてもいいじゃん」
『すみません食べないでください！！！まだ推しに会ってない！！！1回だけ！1回だけ！顔だけでも見せ………………あれ？』
しゃがみこんでも一向に来ない痛みや衝撃を不思議に思い、恐る恐る目を開けた。そこに居た悪魔にめをぱちくりさせて、何度も目をこすって確認する。
＿＿紺色の髪に肌色のツノ。青いコートとニット帽に、特徴的な目と耳。間違えるはずがない。おかしくなって幻覚を見てるのかもしれない。
『……ラッ、ダァ…せ…んせい？』
「そうで〜す、俺こそがラッ、ダ…って、は？ぽまえなんで俺の名前知ってんのよ。」
私に合わせるようにしてしゃがみこむ私の推し……ラッダァ先生は、本当に3Dモデルとか実写とか着ぐるみとかぜんぜんそうでなく、確かに「実在」していた。私の知ってる世界の人間のビジュと全く違う、アニメチックなのに、確実に知的生命体。種族が違えど、たとえ画面の中だった存在でも、確かにそうだ。
…あ、ていうか食われんのかな。推しに。よかった〜、推しの糧になれるなら本望かな。
……そういえば質問に答えてない。顔怖。ごめんって。
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かるな - うっわ…すんごい面白い…更新待ってます！ (2022年11月12日 1時) (
レス) @page14 id: 1df39dbcc9 (このIDを非表示/違反報告)
もか＠ワイテ民(プロフ) - ラダ先可愛すぎんか？更新待ってます！ (2022年1月21日 18時) (レス) @page11 id: 471eb0001e (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - 私はすきよ........更新待ってます（語彙力はラッ先に血と一緒になめとられたわ） (2022年1月3日 3時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
よくねたしおだおぉぉぉぉ！！！ - ｱｯ､､､､､､好き、、こここ更新！ブリッジでっ待ってます！！！ (2021年12月7日 16時) (レス) @page14 id: a2762c3708 (このIDを非表示/違反報告)
冷兎 - やっべぇ、夢主と同じ思考回路以上の思考やってら() (2021年8月12日 23時) (レス) id: 3cae246b7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雪 | 作成日時：2021年4月26日 22時
