トリップして元ヤンと恋に落ちました。3

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貴方side




うう。BKB教官思ったよりも厳しいな…


海藤くんは持ち上げるのに手間取っていたし、亜蓮は記述テストでつまづいてたし…


思ったより免許とるのって難しい。テストとか技術とか平均平凡な私には到底受かりそうにない…


「おら、仲神。この標識はなんだ。」


やば！話聞いてなかった！


「まさかてめえ、話聞いてなかったわけじゃねえだろうな。」


梅久さん怖い怖い怖い！


「い、いえ！そんなことないです！その標識は…」


な、なんだあの標識は…！？

丸いやつに動物がのってる…？


「ど、動物園の近く…？」


「あぁ！？何言ってんだてめえ！！」


ひいい！


「人の話聞いてねえやつは免許取る資格無え。帰れ。」


「ま、待ってください！

確かに平均的な点数しか取れてないのに話を聞いてなかった私が悪いです。

でも、私はバイクに乗りたいんです！

だから。どうかもう一度教えて頂けるチャンスをくれないでしょうか！！」



「ふ。じゃあもう1回言うからよく聞いとけよ。(微塵たりとも)B(聞き逃さず)K(勉強しろよ)B！BKB！ヒィーア！！」


「は、はい！」


『だからなんなんだそれは。』




こうして苦難に立ち向かう3人の合宿が始まった。

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