トリップして元ヤンと恋に落ちました。2

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貴方side



変な男どもに絡まれた。


早く窪谷須くん帰ってきて〜！！


てかここんとこ最近よく絡まれるな…



「ねえいいじゃん、一緒に遊園地まわろーぜー」



そう言って腕を掴まれるが、なんせ腰が抜けてて動けない。



「すみません。いま腰抜けてて歩けないんですよ…」



まあこんな腰抜けてるような女に無理やり歩かせるやつなんざ居ないでしょ。



「え！？お姉さん腰抜けちゃったの！？」



そうそう、だからさっさと違うとこ行って。



「俺そういうの治すの得意なんだ〜」



そうじゃねえよ！！



そう言って明らかに下心丸出しになって腰を触ろうとする男が勢いよく3メートル高く飛んでいった。


本当に毎回タイミングいいんだから…



「何しやがるこの中分けめがね！！！」


「何してんだはこっちのセリフなんだよ。てめえの腰も粉砕して歩けなくしてやろうか？あぁ！？」



そう言って男二人を追い払い、私に駆け寄って心配そうに顔を伺ってくる窪谷須くん。


「大丈夫か仲神！あいつらにどっか触られてねえか！？」





なんだか、私ってば窪谷須くんに守られてばっかりだな…


「ううん、平気だよ！窪谷須くん、いつも助けてくれてありがとう…！」


今度恩返ししなくちゃな…


「いや、こんなの当たり前だろ。好きな女守らねえ男なんかいねえしな。」









え。

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