トリップして元ヤンと恋に落ちました。2

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貴方side



お風呂から上がるとスマホに一通のLI●Eが来てた。



確認すると、知予から［そういえば窪谷須くん遊園地誘えた〜？］とのことだった。



［誘えたよー］とだけ返してスマホを切ると、すぐさま着信が鳴った。

宛名を確認せずに出たことをのちに後悔することになる。



「何知予〜。もうLI●Eで誘えたって言ったじゃん〜。別に電話しなくても(『あ、いや。俺だけど。』へ！？」



窪谷須くんかいっっ！！



「窪谷須くん！？ごめん知予かと思って…！」



ああどうしよう…！！

まさか電話が来るなんて思ってなかったし、心の準備が出来てないよ！！

ちゃんと宛名確認しとくんだった〜！！！



『別にいいけどよ、それより急に悪いな。』



電話越しって異常にドキドキする…

耳に直接声が響く感じがより心臓に悪いよ…


いや、そうじゃなくて！

急に電話ってことは急ぎの用事かもしれないし、もしかしたら2日無理になった、とかもあるかも…だし。



いやいや悪い方向に考えるな！！

冷静さを保つんだよ私…！




…よし。心の準備は出来た。




「い、いや！別に大丈夫だけど、どうしたの？」



心拍数がさっきよりも上がっていく。




『いやー。2日どうすっかなって！待ち合わせとかあるしよ』



……そんなことかいっ！！

あ、いや、自分から誘っといてそんなことではないけども！！



「な、なんだ〜。急に電話してきたから2日無理になったとかの連絡だと思ったよ…」



『…電話嫌だったか？』



「ううん！！嫌じゃない！！好き！！大好き！！」



『お、おう笑』



だめだ。緊張して訳の分からないこと口走りそう…

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