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貴方side
面倒くさそうな顔をして隣りを歩く斉木くん…
「あれだったらそこの曲がり角で斉木くん帰っても大丈夫だよ!」
『いや、最後まで送る。』
「え…」
ここまではキュンキュンしたんだけど、
『最後まで送らないと帰った時母さんに文句言われるからな。』
の一言でキュンキュンは消えた。
「あ、ありがとう…」
…そういえば、泣いてたこと聞いてこなかったな。
すると今の心の中の声をテレパシーで聞こえた斉木くんは
『…まあ理由くらい僕はテレパシーで分かるが、誰にでも聞いて欲しくない悩み事くらいあるしな。』
と、いつも通り無表情のまま語った。
「斉木くん…」
そんなふうに思ってくれてたなんて。
やっぱり気を使ってお家に招待してくれてたんだね…!
なんだか嬉しいな…
『仲神が話したくなった時があれば、仕方がないから聞いてやる。』
「ありがとう!」
その後、斉木くんはちゃんと私を家まで送って、瞬間移動で帰っていった。
「本当に、友達思いのいい子だな…」
先程とは違う涙がポロポロ落ちてきた。
…よし。そろそろ切り替えないとね…!
明後日はデートだし、その次の日から新しいバイトも始めるし!
「さて、私もお風呂入ってさっさと寝ようかな!
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ゆん(プロフ) - Myu.さん» コメント有難うございます!最近は少し遅めになってしまっていますが、まだまだ更新し続けるつもりですので、よろしくお願い致します。 (2019年12月20日 9時) (レス) id: c019219ff5 (このIDを非表示/違反報告)
Myu.(プロフ) - コメント失礼します。占ツク自体久し振りの浮上となり気になる小説を探していた所この作品と出会い、完結していなかった為もしや良くあるお蔵入りパターンかな…と思いきや現在進行形で更新されている作品だと気付きとても嬉しく思いました。頑張ってください。 (2019年12月14日 1時) (レス) id: a5e761f9a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - sen000さん» 有難うございます。これからも更新頑張らせて頂きます!失礼します。 (2019年12月5日 21時) (レス) id: c019219ff5 (このIDを非表示/違反報告)
sen000(プロフ) - 珍しいトリップ夢で文章も読みやすく、続きが非常に気になる作品です。次の更新も楽しみにしてます! (2019年12月5日 11時) (レス) id: 3519034d49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆん | 作成日時:2019年12月3日 15時