74 ページ26
斉木side『まだ続くぞ。』
最も危険で煩わしい4号…！
(もう、何処にいるのよ！夏休みが始まる前にこれを渡さないといけないのに…。Aと窪谷須くんが話してて良かったわ。忘れるところだったもの。)
じゃあその2人といってこい。
(あの2人はいいわよね。両片思いだし注目もされないからお互い誘いやすいし、羨ましいわ。)
それは羨ましがってるのか？嫌味なのか？
しかし、照橋さんと遊園地だなんて考えるだけで恐ろしい。
すると突然強風が窓を通り抜ける。
「わっ！危ない！！風で飛んでっちゃうところだった…わ…」
おのれ、神！！！
照橋さんが悲鳴を上げたので仕方なく室内に戻った。
「あんな所で何やってるのよ斉木くん！！落ちたら大変じゃない！！」
この状況の方が僕にとっては大変だ。
「ところでさっき変な顔してた？」
『してません。』
まずいな。照橋さんの誘いを断っては行けない。
それがこの世界でのルールなのだ。
(ま、周りに誰も人は居ないわね。よし！)
「さ、斉木くん…！な、夏休みって何か予定ある？あ、あのね…たまたま遊園地(「照橋さん！！」ひぇ！？」
だから誘われる前に手を打つことだ。
さっきの悲鳴をテレパシーで学校中に拡散させた。
流石の照橋さんでもこんな大勢の前でデートのお誘いは出来まい。
「照橋さん、なんですか？それ。」
「へ！？こ、これはその…！これは違うのぉぉおおお！！！」
すると奥の方から煩わしい奴らがゾロゾロでてきた。
「ええ！？どうしたの心美〜！！！？」
「む。これはなんの騒ぎだ。」
「さあ？僕も今来たところだよ。」
こいつらも集まってきたか。
「あ！斉木さーん！合宿行きましょーよー！」
『もう廃部しろよ。』
まさかこの一言をきっかけに僕の夏休みが全て埋まったなんて思いもよらないだろう。
嘘は着くものじゃないな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆん(プロフ) - Myu.さん» コメント有難うございます！最近は少し遅めになってしまっていますが、まだまだ更新し続けるつもりですので、よろしくお願い致します。 (2019年12月20日 9時) (
レス) id: c019219ff5 (このIDを非表示/違反報告)
Myu.(プロフ) - コメント失礼します。占ツク自体久し振りの浮上となり気になる小説を探していた所この作品と出会い、完結していなかった為もしや良くあるお蔵入りパターンかな…と思いきや現在進行形で更新されている作品だと気付きとても嬉しく思いました。頑張ってください。 (2019年12月14日 1時) (レス) id: a5e761f9a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - sen000さん» 有難うございます。これからも更新頑張らせて頂きます！失礼します。 (2019年12月5日 21時) (レス) id: c019219ff5 (このIDを非表示/違反報告)
sen000(プロフ) - 珍しいトリップ夢で文章も読みやすく、続きが非常に気になる作品です。次の更新も楽しみにしてます！ (2019年12月5日 11時) (レス) id: 3519034d49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆん | 作成日時：2019年12月3日 15時
