トリップして元ヤンと恋に落ちました。2

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斉木side


「やあ斉木くん！！ちょうど良かった！！」


煩わしい3号か。


「夏休みうちの部活の合宿に参加しないかい！？」


僕全然関係ないぞ。


「合宿不参加の者が出ちゃって、旅費が勿体ないからどうかな！？」


休みにわざわざ疲れる真似するわけないだろ。


「睡眠時間はたっぷりとるから！！」


そう言って見せてきた表は1日が30時間ある図だった。

1日に24時間しかないのしってる？

そういえば、ここでの話では出てきてないが僕も部活に入っていたんだった。

そこの部活の合宿に参加すると嘘をついて断ろう。


「そうか。それなら仕方ないね。」


やれやれ。「さーいきさーーーん！！」


こいつの話は聞かなくていいな。


「ちょっとぉ！？オカルト部で合宿しましょーよー！！」


『オカ、ルト、ブ？』


「うっわ！！わざとらし！！」


『ここではそんな部は作ってないからな。』


「アニメであるんスからあって当然ですよ〜！！あ、いや！そうじゃなくて！！」


やれやれうるさい。こいつは本当にうるさい。


「合宿で俺とありすちゃんをくっつけるのを手伝ってくださいっス〜！！」


癖毛の美少女を思い浮かべてるが、ありすちゃんがそんな感じじゃなかったのははっきり覚えてる。


「ありすドキドキれいたんモテモテ心霊大作戦っスよ〜！」


さっき灰呂にこっちの合宿に参加すると言ってしまったし、断る理由がない。



だが行かん。


「さ、斉木さーーん！！」


ふん。真っ白に塗り固められた僕の夏休みが幕を開けるぞ。




(斉木居ないわね…)




！？




驚いて窓の外側に出たじゃないか。

最も危険で煩わしい4号…！

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