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貴方side
早退した私はまっすぐ帰ることにしたのに、なんなんだこの状況は。
「おいおい。こんな時間に制服着た学生が外にいるってサボりかな〜??」
お前も制服だろ。と言いたかったけど、また平手打ちされても困るので黙っておくことにした。
「彼女〜むしかよ。ま、いいけど、金渡すか俺らについてくるかどっちか選んでよ。」
「どちらも嫌です。」
金剛先輩ではないが、こういう類のヤツらって全員毛穴汚いんだな…
ディープクレンジングをおすすめしますよ。
なんて頭の中で話してると腕を掴まれた。
「へえ。じゃあ力づくで連れ出そうかな〜」
「女にはやっぱ金より体だよね〜」
こいつらきんもっ。
てか力強。振り解けない…!
「は、離せ!!やだ!!離して!!」
「うっせえな。おい、黙らせ(「誰が黙らせるって?」ふげぇっ!?」
目の前で起きたことが一瞬すぎて理解するのに時間がかかったけど、拳が横を通った時に感じたあの香り、緑色の制服に、紫の髪…
「窪谷須くん…」
あ、だめだ。泣いちゃう…!
堪えようとしてもポロポロと落ちてくる涙
必死に袖で拭ってると肩に手を置かれ窪谷須くんが顔を覗いてきた。
「やっぱ、1人で帰すんじゃなかった…大丈夫か?仲神。」
「窪谷須くん…!!」
アニメで知っていた展開だったこの前のとは訳が違う。
もう本当にやられるかと思った…
「怖かったよな。もう大丈夫だかんな。」
そう言ってくれた窪谷須くんに思わず抱きついて泣いてしまった。
ああ、だめだ。また困らせちゃう。
でももう少しだけくっつかせて…
少し落ち着いて泣き止んできた頃自分がしたことを思い出す。
「!ご、ごめんね!もう離れるかr(「離れなくていい」え?」
「だから!このままでいいつってんだよ!
俺から離れんなっつったろ。」
そう言ってまた優しく抱きしめてくれた。
「うん…!ありがとう」
やっぱ窪谷須くんのこと本当に好きだ、私。
遠くから目撃していた斉木side
『なぜそこで付き合わない!?』
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ゆん(プロフ) - Myu.さん» コメント有難うございます!最近は少し遅めになってしまっていますが、まだまだ更新し続けるつもりですので、よろしくお願い致します。 (2019年12月20日 9時) (レス) id: c019219ff5 (このIDを非表示/違反報告)
Myu.(プロフ) - コメント失礼します。占ツク自体久し振りの浮上となり気になる小説を探していた所この作品と出会い、完結していなかった為もしや良くあるお蔵入りパターンかな…と思いきや現在進行形で更新されている作品だと気付きとても嬉しく思いました。頑張ってください。 (2019年12月14日 1時) (レス) id: a5e761f9a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - sen000さん» 有難うございます。これからも更新頑張らせて頂きます!失礼します。 (2019年12月5日 21時) (レス) id: c019219ff5 (このIDを非表示/違反報告)
sen000(プロフ) - 珍しいトリップ夢で文章も読みやすく、続きが非常に気になる作品です。次の更新も楽しみにしてます! (2019年12月5日 11時) (レス) id: 3519034d49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆん | 作成日時:2019年12月3日 15時