パズルの欠片－ only one － (ページ10)

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ゆうside

－ 1年前－

まい「ゆう～！！」

壱馬「こんばんは！お疲れさまです！」

相変わらず可愛い笑顔のまいと壱馬くん。

ゆう『お疲れ！ねえ、幸せオーラ溢れすぎてるよ？」

壱馬「えっ！あ、やべぇ。」

まいを見つめて満面の笑みでそんな事言ってる。

ゆう
『私のまいを傷つけるような事は絶対しないでね？』

壱馬
「いや、そんな事は絶対しないっす！」

ゆう
『うん、壱馬くんの言葉は信じれる。
　ステージ立つ前に彼女の手握ってきてるし。』

壱馬
「あ、はい。流石にこんな暗い夜道を
　まい一人で歩かせる訳にはいけないと思って。」

ゆう
『うんうん、だよね～！本当に偉いな～！
　でも私も今一人でこの真っ暗な夜道歩いてきたの〜。
　私、めっちゃ可哀想な女やん(笑)』

壱馬
「え！…あっ！そっか！
　うわぁ…ゆうさんも迎えに行けばよかったっす…」

仕事の疲れからなのか、

クラブ街を一人で歩いてきた恐怖からなのか、

いかにも＂彼氏いないです＂ってバレちゃうような

デメリットでしかない発言をしちゃった私。

まい
「ゆうごめんね？ほんと一緒にくれば良かったぁ…」

ゆう
『いいのいいの、ごめんね！今の冗談！！(笑)
　あ～何か壱馬くんのステージ楽しみになってきた！』

壱馬「まじっすか！ありがとうございます！」

まい「いぇーい！ゆう楽しもうね！！」

ゆう『うん！いぇーい！』

テンションも上がってきて、

まいを子供見てるかのように微笑んでる壱馬くんにも

無理やりハイタッチしちゃって、

もう仕事の疲れなんて忘れちゃったくらいの気分。

いやいや、私達もパリピの仲間入りかよ。

って心の中で自分にツッコんだ瞬間。

？「おー！壱馬もう来とったんか。一緒に行くか？」

… え？

パ、パリピくん…？

壱馬くん、パリピくんと知り合いだったの？

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