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壱馬side
− 1年前 −
壱馬
「お疲れ様です！」
山彰
「お疲れ〜。」
壱馬
「最高でしたね！」
山彰
「うん、すげぇ楽しかった。
あんなバッチバチ踊ったん久々じゃわ。(笑)」
上裸でアクセサリーを外していく山彰さん。
男の俺が見てもほんまカッコええな…。
山彰
「壱馬もうシャワー浴びたん？」
壱馬
「え、あ、はい、一応、はい。」
山彰
「あ〜はいはいはい、彼女な。
彼女のまいちゃん待っとるからな。ふははっ。」
思わずニヤけてもうて、山彰さんの一撃を喰らう俺。
山彰
「健太〜、シャワー借りるわ〜。」
健太
「うん。どぞ〜。」
終始笑顔で、やり切った感が存分に溢れ出てた山彰さん。
なんであんなことしたんやろ…
確かにゆうさん、下向いたりボーッとしてたから、
疲れすぎてて帰りたいんかなって俺も思った。
まいも心配そうな顔してたやんな…
でも山彰さんに顎クイされたら、
ゆうさん、もう山彰さんから目離せなくなってたやん。
だからやっぱり…
きっと自分達で気付いてなかったとしても、
あの二人の心、もうどっか動いてんちゃうかな…。
《 ﾋﾟｺﾝ 》
まいゆうと打ち上げ行けるー !
壱馬おー、よかったな !
今、山彰さんシャワーやから、
もう少ししたら行くな、ゆうさんと待っててや。
山彰
「あ〜さっぱり。腹減った〜。」
壱馬
「山彰さん！打ち上げ、まい達も行けます！」
山彰
「…あ、忘れとった。まいちゃん達な。」
いや、絶対忘れてない。
今ほんの一瞬だけ、目が泳いだ気がする。
健太
「ねえ、山彰。あれ誰、彼女？誰。」
山彰
「健太、ここで打ち上げしてええん？」
すげぇスピードで真顔でシカト、流石っす。
健太
「瑠唯、今テーブルとか準備してんじゃね？」
山彰
「いや、手伝えよ。ははっ。(笑)」
いま絶対、ゆうさんの体調のこと考えて
ここで打ち上げして良いか聞いたんちゃうかな。
山彰
「壱馬、ずっとニヤけとんな。」
壱馬
「あっ。」
俺も何してんねん。
山彰さんとゆうさんの事で頭ん中いっぱいで。
俺にはまいがおるんやから。
まいやろ、まい。
あ〜。まいの可愛い顔早く見てぇ。
．
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作者名：ゆう | 作成日時：2021年1月14日 21時
