− 16 − YAMASHO ページ17
山彰side
− 1年前 −
彰吾
「壱馬、あの子と知り合いだったんじゃ。」
壱馬
「あ〜はい、まいの親友さんっすね。」
彰吾
「クラブ初めてなんじゃろうか？」
壱馬
「いやー中々来ないんじゃないっすか？」
彰吾
「そんな感じしとっな。
場違いな服装でキョロキョロウロウロしよるけえ、
迷子んなっとんかと思って見とった(笑)」
壱馬
「ふはっ。何か…可愛いっすよね、ゆうさんって。」
彰吾
「え、可愛いとか言うてええん？(笑)」
壱馬
「いや、逆にそう言わなきゃまいが怒る(笑)」
彰吾
「ははっ。ほんまに好きなんじゃな。」
壱馬
「今日も仕事残業だったのに、
まいに会いたいって付き添いで来てくれてて。」
彰吾
「え、残業。まじか。」
壱馬
「あ！だから仕事の格好で来たんじゃないっすか？」
彰吾
「あ〜、なるほどな。」
壱馬
「かなりのキャリアウーマンらしいっす。」
彰吾
「え、意外。そんなイメージ湧かんな(笑)」
仕事終わりか…
一人でこんな危ない夜道歩いてきたんか？
どう考えても危ないじゃろ…
彰吾
「壱馬、今日って打ち上げとかするん？」
壱馬
「え！したいっす！良いんすか？」
彰吾
「いや、ええよ。彼女達は？呼ぶん？」
壱馬
「あ〜、まいに聞いてみます！」
あの子は来るんじゃろか…
一人で帰らせるのは絶対危なすぎるわ…
壱馬
「あ〜でもな。ゆうさん、最近仕事の休みないみたいで。
だから疲れ溜まってて無理かもな…。」
彰吾
「え、それは帰らせた方がええわ…。
ステージ観て元気んなってってほしいな？」
壱馬
「そうっすね！」
よし、俺がその疲れなんか吹っ飛ばしてやる。
．
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作者名：ゆう | 作成日時：2021年1月14日 21時
