二百十八話 ページ7
その頃
アン「とても素敵よ、セバスチャン」
セ「…」
セバスチャンがいる拷問室にはアンジェラが来ていた
アン「そんな姿になってまで、ご主人様への忠義を尽くすのね。」
セ「それが契約ですから。私と、坊っちゃんの」
アン「ふっ…今頃あの坊やは歯噛みしているでしょうね。自分の無力さを思い知らされて。」
セ「ええ、そうでしょうね。だとしても坊っちゃんは行くでしょう。たとえ、全ての駒が奪われ、ただキングだけが盤上に残されているだけだとしても、決して投了はしない。そういう方ですよ、我が主は。」
アン「いい加減悪魔らしく欲望に忠実になったらどうなの？本当は辛いんでしょう？お前はもう随分人を…人の魂を食べていないはず。そこにこれだけの傷…本当はひもじくて仕方ないはずよ。」
セ「…」
アン「取引しない？セバスチャン。いずれ本物のドゥームズデイがやってくる。そのあかつきには、欲しいだけ魂をあげる。だからあの二人からは手を引きなさい。」
セ「お断りします。片っ端から食い散らかす様な真似は…もう飽きました。私が欲しいのは坊っちゃんの魂だけ。それと優季はなにがあろうと渡しません。」
アン「そう…じゃあ残念ながらこの交渉は…決裂ね」
ーーーー
〜翌朝〜
シ「馬鹿な奴だな、こんな事がバレたら辞職程度じゃ済まないぞ。」
アバ「実は…結婚するんだ」
シ「…会話が繋がってない」
アバ「そして、僕はすぐに父親になる。そのためにも、この国をいい国にしたいんだ。女王の番犬なんて者がいなくてすむ…そんな国に。」
シ+貴「…」
アバ「僕は思うんだ。もうすぐ時代は変わる。ティークリッパーが役目を終えたようにね。」
シ「本気で言ってるのか？」
アバ「もちろん。世界を変えるのは、明日はよくなる。よくできるって信じる人の心だよ。」
貴「(そうなのかな…)」
シ「なんなんだお前は…」
アバ「フレット・アバーライン。刑事さ」
その時
「坊や！」
アバ「おかみさん」
「いたんだよ。事件を見たって子が！」
その話を聞くために、おかみさんの店までやって来た
アバ「中国人の女の子？」
少年「うん。凄い綺麗で…最初カティサークかと思ったんだけど…」
シ「(まさか…)」
貴「(藍猫さん…)」
少年「おっちゃんと、白いお兄さんに。すっごく格好良くて、教えてあげたら君はいい子だ、清い少年だってこれくれたんだ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 124人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミネラル(プロフ) - お返事遅くなり、すみません！リクエストを書いてくれてありがとうございます！！ (2022年7月25日 23時) (
レス) @page45 id: b18da58daf (このIDを非表示/違反報告)
稔(プロフ) - とてもおもしろかったです！2期の方も読ませていただきます！ (2022年4月21日 1時) (レス) id: 7f76544202 (このIDを非表示/違反報告)
悪魔 - 山さん、ありがとうございます。そうですね、ちょっと感情が出過ぎてるセバスチャンですね。難しいです。読んでいただきありがとうございます！ (2021年2月6日 18時) (レス) id: f9c334bcf7 (このIDを非表示/違反報告)
山さん - いやぁ…………5回ぐらい繰り返し見てますけど全然飽きないです!!!!!!!むしろ面白いのでwwwあとたまに中の人がちょっと出てきたりしてるのが面白いですwww特にセバスチャンwww (2021年2月3日 2時) (レス) id: 646bf5e0b3 (このIDを非表示/違反報告)
ミネラル(プロフ) - 悪魔さん» リクエストお願いします！夢主はバルドに誘われ、お酒を一緒に飲みます。しかし、夢主はお酒に弱く酔ってしまい、誰にも抱きつき、セバスチャンが焼きもちをやく場面が読みたいです！！ (2020年8月15日 21時) (レス) id: fe98ae1b97 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：悪魔 | 作成日時：2017年12月22日 14時
