二百四十一話 ページ35
貴「よっ」
シエルを橋の上に引き上げた
貴「坊っちゃん、大丈夫ですか？」
シ「ああ…僕は平気だ」
貴「セバスチャン…」
セ「私も大丈夫です。見た目は酷いですが」
貴「…」
セ「優季のせいではないと言ったでしょう」
貴「…はい」
シ「天使は死んだのか？」
セ「ええ。これで坊っちゃんの復讐は果たされましたね。」
シ「では、あとは僕の魂を喰らうだけ…か」
セ「ええ。ここからは私がご案内いたします」
シ「ああ…」
貴「…」
ーーーー
〜死の島へ〜
シ「はぁ…いい加減この空気やめないか？」
貴「…」
セ「仕方ないですよ」
シ「お前は嬉しいくせに」
セ「ええ、もちろん。待ち焦がれていた瞬間がもうすぐ訪れるのですから。」
シ「ふんっ」
貴「…」
セ「坊っちゃん、これを。旅の退屈しのぎに」
シ「これは？」
セ「屋敷を去る田中さんが残していった日記帳です」
中を開いてみると
シエルの父親についてが書かれていた
シ「…」
貴「坊っちゃん」
シ「先代は…」
貴「はい？」
シ「いや、なんでもない」
そんな会話をしていると、少し先に島が見えてきた
シ「あれが…」
セ「死の島です」
船からおり、シエルはセバスチャンに抱かれ優季はその横を歩く
暫くすると
建物が見えてきた
シ「ここが最後の場所か」
セ「ええ」
シ「鳥が狙っている…」
壊れた柱の上に一羽の烏がとまっていた
貴「…」
シ「魂をとった残りはくれてやる」
セ「さすが坊っちゃん、お優しい」
シ「…痛いか？」
セ「少しは。なるべく優しく致しますが…シ「いや、思い切り痛くしてくれ。生きていたという痛みを、魂にしっかりときざみつけてくれ」
セバスチャンは驚いていたが、跪き
セ「Yes、mylord」
シ「だが、その前に…優季こっちへ来い」
貴「なんでしょう？」
シ「お前達の交際を僕が認めない理由を教えてやる」
貴「はい」
シ「僕もお前が好きなんだ。だから渡したくない」
貴「え…」
シ「だが、お前はセバスチャンが好きなんだろ？お前を困らせたくないが、僕も諦めたくない。だから認めない。僕は貪欲なんだ」
貴「でも…」
シ「僕に意見するのか？」
貴「すみません…！？」
シエルは優季に顔を近づけるとキスをした
貴「！？」
セ「！」
シ「ふっ…最後にいいものが見れた。もういいぞ、やれ。」
セ「…本当に腹立ちますね」
シ「(ニヤッ」
セ「(イラッ」
顔を歪ませながら、ゆっくりとシエルに近づくセバスチャン
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ミネラル(プロフ) - お返事遅くなり、すみません！リクエストを書いてくれてありがとうございます！！ (2022年7月25日 23時) (
レス) @page45 id: b18da58daf (このIDを非表示/違反報告)
稔(プロフ) - とてもおもしろかったです！2期の方も読ませていただきます！ (2022年4月21日 1時) (レス) id: 7f76544202 (このIDを非表示/違反報告)
悪魔 - 山さん、ありがとうございます。そうですね、ちょっと感情が出過ぎてるセバスチャンですね。難しいです。読んでいただきありがとうございます！ (2021年2月6日 18時) (レス) id: f9c334bcf7 (このIDを非表示/違反報告)
山さん - いやぁ…………5回ぐらい繰り返し見てますけど全然飽きないです!!!!!!!むしろ面白いのでwwwあとたまに中の人がちょっと出てきたりしてるのが面白いですwww特にセバスチャンwww (2021年2月3日 2時) (レス) id: 646bf5e0b3 (このIDを非表示/違反報告)
ミネラル(プロフ) - 悪魔さん» リクエストお願いします！夢主はバルドに誘われ、お酒を一緒に飲みます。しかし、夢主はお酒に弱く酔ってしまい、誰にも抱きつき、セバスチャンが焼きもちをやく場面が読みたいです！！ (2020年8月15日 21時) (レス) id: fe98ae1b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悪魔 | 作成日時：2017年12月22日 14時
