二百三十四話 ページ28
死神のリストに名前があったということは、すなわち…
ア「でも不思議なんだ。今見たらさ、君の寿命が少しだけ伸びてるんだよね。それに、普通は死因も書かれているはずなんだけど、君のリストには書かれてないんだ。」
シ「どういうことだ?」
ア「それは小生にもわからない。じゃあそろそろ行かないと、小生も忙しいからね〜。ヒッヒッ…」
シ「僕はもうすぐ…だが、今セバスチャンはいない。なら、僕の死は…無駄死に…か。」
シエルは港についた船から降りると、街の中へ入っていった
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アシ「おや、あの少年が戻ってきていますね。凄い凄い。どうです?この眺めは。」
セ+貴「…」
三人は上からシエルを見ていた
アシ「ご感想は?」
セ「1666年のロンドン大火と比べれば、大分火のまわりが遅いようですが。」
アシ「そうなんです。不浄も悪徳も一度こびりついてしまうと、それを根絶やしにするのはとても骨が折れる。ですが、この炎が全てを焼き尽くした時こそ、清浄な大地に待ち焦がれた扉が現れるのです。」
ーーーー
シ「…」
フラフラと街を歩いていると、上から瓦礫が落ちてきた
シ「!」
咄嗟に反応できず、目をつぶったとき
?「危ない!」
誰かが助けた
メ「アンタ、なにやってんですだか!」
それはメイリンだった
そして、助けた人の顔をよく見て
メ「ぼ、坊っちゃん!?」
シ「!お前、こんなところでなにをしている」
メ「す、すみませんですだ!お屋敷を護るのが私達の役目ですだに…」
シ「落ち着け。せめてはいない。理由を話してくれ」
メ「プルプルが!」
シ「プルートゥが?」
メ「と、とにかくついてきてください!」
メイリンについていくと
バルドとフィニがいた
バ「坊っちゃん!メイリン、なんで坊っちゃんを連れてきたんだ!」
メ「す…すまんですだよ」
シ「プルートゥ!」
高い建物の上にいたプルートゥを見つけた
シ「ッ…」
アシ「ふふっ、主人のために私に戦いを挑んだ貴方がたが、今では主人の悲劇をここでこうして私とともに眺めている…」
セ「主人の命令がなければ、私達が動くことはありません。それに、今の私達に従うべき主人はいない。」
貴「…」
アシ「私は考えたのです。新たに生まれた清浄な大地に住まうこの世界の支配者として…私と貴方がたが。一つになって。」
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ミネラル(プロフ) - お返事遅くなり、すみません!リクエストを書いてくれてありがとうございます!! (2022年7月25日 23時) (レス) @page45 id: b18da58daf (このIDを非表示/違反報告)
稔(プロフ) - とてもおもしろかったです!2期の方も読ませていただきます! (2022年4月21日 1時) (レス) id: 7f76544202 (このIDを非表示/違反報告)
悪魔 - 山さん、ありがとうございます。そうですね、ちょっと感情が出過ぎてるセバスチャンですね。難しいです。読んでいただきありがとうございます! (2021年2月6日 18時) (レス) id: f9c334bcf7 (このIDを非表示/違反報告)
山さん - いやぁ…………5回ぐらい繰り返し見てますけど全然飽きないです!!!!!!!むしろ面白いのでwwwあとたまに中の人がちょっと出てきたりしてるのが面白いですwww特にセバスチャンwww (2021年2月3日 2時) (レス) id: 646bf5e0b3 (このIDを非表示/違反報告)
ミネラル(プロフ) - 悪魔さん» リクエストお願いします!夢主はバルドに誘われ、お酒を一緒に飲みます。しかし、夢主はお酒に弱く酔ってしまい、誰にも抱きつき、セバスチャンが焼きもちをやく場面が読みたいです!! (2020年8月15日 21時) (レス) id: fe98ae1b97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悪魔 | 作成日時:2017年12月22日 14時