四十五話 ページ49
貴「(私もちゃんとお別れの挨拶をしないと)」
貴「マダム…」
セ「寂しいですか？」
貴「…」
セ「…」
貴「…いってらっしゃいませ」
小さな声で呟いた…
ーーーー
お屋敷では…
メ「今頃お葬式ですだね…」
フ「マダムがもう遊びに来ないなんてなんか寂しくなっちゃうね。」
バ「なにしけた面したんだよ、こういう時こそ俺達が盛り立ててやんなきゃだろうが！」
メ/フ「あっはい！」
田「ほっほっほっ…」
リアル田中
「逝かれたのですな、愛する方々のもとへ…アンジェリーナ様。」
ーーーー
ラウ「切り裂きジャックの正体は女王に報告しないのかい？」
シ「その必要は無いだろう。彼女の望みは事件を終わらせること、それは既にはたされたのだから。」
ラウ「そうやって君はどんどん泥沼に足を踏み入れていくんだね。たとえ引き返せない場所まで踏み込んだとしても君は無様に泣き叫び、助けを乞うような真似は決して見せないだろう。誇り高き女王の犬。」
ラウ「私も伯爵のお世話にならないようせいぜい気をつけるよ。」
シ「阿片窟の存在が問題になり始めている。手を引くなら今のうちだ。」
ラウ「そうなったらまた別の商売を考えなくちゃいけなくなるね。」
シ「国に帰るという選択肢もあるぞ？」
ラウ「まだ私はこの国に興味が尽きないんだ。君にもね、伯爵…まだまだ面白いものを見せてくれると期待しているよ。」
シ「少しよるところがあるこい、セバスチャン」
優季は先に屋敷に戻ってます
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セ「これは？」
ア「切り裂きジャック事件最後のお客さんだよ」
シ「国外からの移民だったらしい、遺体の引き取り手が見つからなかった。」
ア「だから優しい伯爵は小生に彼女の化粧を依頼して、お墓まで建ててあげたんだよね〜。」
シ「優しくなどない、あの夜この女の命を第一に考えるなら助ける方法はいくらでもあった。だが僕は切り裂きジャックを捕まえることを優先した。僕は助けられないのをわかっていた。わかっていて見殺しにしたんだ、肉親さえ…」
ア「後悔しているのかい？」
シ「してない。切り裂きジャックはもういない、ビクトリア女王の憂いは晴れたのだから。」
ア「ビクトリアかぁ、気に入らないなぁ。自分は高みの見物ばかりで辛い事はぜ〜んぶ伯爵に押し付ける。」
シ「これは我が一族が背負う業だ。指輪と共に代々受け継がれてきた。」
ア「その指輪はまるで首輪のようだねぇ、業という鎖で君を女王に繋いでる。」
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悪魔 - 咲夜さん、ありがとうございます。とても嬉しいです！更新できるだけ早く頑張りますね。番外編も入れていくのでリクエストがあれば是非！お願いします。 (2017年9月6日 22時) (
レス) id: 63d1d38b22 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - (逆ハーを期待したい)とても面白かったです！投稿頑張ってください！ (2017年8月7日 0時) (レス) id: c457f737d3 (このIDを非表示/違反報告)
悪魔 - 私は、シエル落ちがいいです。 (2017年8月4日 18時) (レス) id: 56f61b5024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悪魔 | 作成日時：2017年7月12日 23時
