十五話 ページ17
ラウ「伯爵は密売をやっている人間がさっきの客の中にいると？」
シ「まあな」
マ「駆除なんてラウに任せておけばいいのよ。ネズミの住みかはネズミが一番よく知っているでしょう。」
ラウ「私は飼いならされたモルモットだからね。伯爵の命令とあらば出過ぎた真似は…」
マ「ちょっと！私の可愛い甥っ子にまで手出ししないでよ！」
ラウ「嫌だな。こんな所で手を出したりしないよ」
マ「ここじゃなきゃ出すっていうの！？あんたそれ問題発言よ！」
ラウ「ハハッ」
マ「わかってんでしょうね！あの子は私の可愛い可愛い甥っ子なのよ！」
シ「ここも…」
バ「そっち行ったぞーーー！」
メ「はいですだーーー！」
シ「ここもだ…」
セ「坊っちゃん、本日はリンゴとレーズンのディープパイをご用意してあります。もうすぐ焼きあがりますがお客様とご一緒に。」
シ「部屋に持ってこい、付き合いきれん」
セ「かしこまりました」
フ「うわーーーん」
バ「うぁぁぁぁ」
セ「…」
シュバッ
貴「(一瞬で取った)」
バ/メ/フ「ハァ…ハァ…」
セ「貴方達も遊んでいないで仕事なさい」
バ/メ/フ「ふぁい…」
ーーーー
貴「まあまあお二人共喧嘩はお辞めください」
マ「はっ！そうね。あら、あなた初めて見る顔ね」
貴「ああ、先月からファントムハイヴ家でお世話になっております。優季です。」
マ「そうだったの。あなた結構可愛い顔してるじゃない。今度一緒にお茶しましょうよ！」
貴「えっと…はい。ぜひ」
マ「そんなにかたくならないの」
ラウ「へえ、優季ちゃんか。いい名前だね。これからよろしくね。」
貴「はい、よろしくお願い致します。ラウ様、マダム。」
ーーーー
シ「ふぅ…やっと落ち着いた」
がばっ
シ「うっ！？」
ーーーー
貴「(あっそういえば、このあとシエルが…間に合って！)」
バンッ
貴「ハァ…ハァ…ッッ坊っちゃん！！」
部屋には誰もいなかった
セ「どうしました？急に走り出して。坊っちゃんにアフタヌーンティーをお待ちしたのですが、坊っちゃんは？」
部屋は荒らされ、シエルの姿はなかった
セ「！嗚呼、なんという事だ。せっかくの紅茶が無駄になってしまった。」
貴「また作り直さないといけませんね」
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悪魔 - 咲夜さん、ありがとうございます。とても嬉しいです！更新できるだけ早く頑張りますね。番外編も入れていくのでリクエストがあれば是非！お願いします。 (2017年9月6日 22時) (
レス) id: 63d1d38b22 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - (逆ハーを期待したい)とても面白かったです！投稿頑張ってください！ (2017年8月7日 0時) (レス) id: c457f737d3 (このIDを非表示/違反報告)
悪魔 - 私は、シエル落ちがいいです。 (2017年8月4日 18時) (レス) id: 56f61b5024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悪魔 | 作成日時：2017年7月12日 23時
