十三話 ページ14
ダ「ハァ…ハァ…」
セ「どちらへ行かれるのですか。おもてなしはまだ終わってはいませんよ。デザートが残っております。どうせ足を失っては、半分の目しか進めないのですからごゆっくりなさってはいかがです？」
ダ「ッ…」
バタンッ
ダ「…くそっなにも見えん」
コツ…コツ…
足音が響く
ダ「ひっ」
ガタ
ダ「ん？物入れか」
中に入った
ダ「くそっなんて狭さだ。なんだ？甘い香り？」
カタン
ダ「ヒィッ…！」
セ「なんてせっかちなお客様でしょう。オーブンの中のデザートにまで手をお出しになるとは…」
ダ「！オッ…オーブン！？開けろ！開けてくれ！！」
セ「…イタリアの方はご存じでいらっしゃいませんか？プラムプティング、ミースパイここ英国には肉の脂を用いたデザートが数多くあるのです。」
紅蓮の炎に身を焦がす
ダ「うわーーーー！！！！！」
ーーーー
バ「今の声なんだ？」
フ「さあ…あっセバスチャンさん」
セ「今日はご苦労様です。宜しければレモンメレンゲパイはいかがですか？甘い物は疲れがとれますよ。」
フ/バ「え？」
バ/フ「セバスチャン〜/さん〜」
フ「なんて優しい方なんですか」
バ「感動した」
セ「そうだ、バルド後で業者が来ます。調理場のオーブンを新しいものに変えさせてください。」
バ「え？オーブン？」
セ「ダミアーノ様、ファントムハイヴ流のおもてなし骨の髄までご堪能いただけましたでしょうか。」
ーーーー
シ「ふっハハハっ。あの無様な悲鳴まるで絞め殺された豚だな。工場を黙って売却しておいて労働力の確保とは。ふっ隠しおおせると思ったか間抜けなペテン師め。」
シエルは一人で呟いていた
シ「一度失ってしまったものは二度と戻ることはない。」
ーーーー
貴「ふぅ…片付け終わった。お客様は…帰ったみたいだね。」
セ「お疲れ様です」
貴「セバスチャン」
セ「宜しければレモンメレンゲパイはいかがですか？」
貴「(うわぁどうしよう。美味しそうだけど…流石にね)すみません。ちょっと食欲がなくて…」
セ「そうですか。では今日は早めに休んでください」
貴「はい、ありがとうございます」
セ「ではまた明日」
貴「はい、おやすみなさい」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
終わりました。
十話超えました。皆さんのおかげです。
これからもよろしくお願いします。 作者
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悪魔 - 咲夜さん、ありがとうございます。とても嬉しいです！更新できるだけ早く頑張りますね。番外編も入れていくのでリクエストがあれば是非！お願いします。 (2017年9月6日 22時) (
レス) id: 63d1d38b22 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - (逆ハーを期待したい)とても面白かったです！投稿頑張ってください！ (2017年8月7日 0時) (レス) id: c457f737d3 (このIDを非表示/違反報告)
悪魔 - 私は、シエル落ちがいいです。 (2017年8月4日 18時) (レス) id: 56f61b5024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悪魔 | 作成日時：2017年7月12日 23時
