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「……、……は？」
はい、本日何回目かの「は？」頂きましたー。
え？お前瞬間記憶能力持ってるんだからちゃんと回数覚えてるだろって？
やだな、あえてだよあえて。
「……ポッキーゲームって何？」
ふっふっふっ……やはりそう来たか。
実は僕もやり方は知ってるけど実際にしたことこはない……とでも言うと思ったか！
以前フランのかわいいなんて言葉じゃ足りない、神々しい顔を恐れ多いながらもっと近くであがめたいと思い！
恐悦至極ながら！ ポッキーゲームを一緒にさせて頂いたんだよ！！
まあ途中で鼻血噴き出してリタイアしちゃったんだけどね。
ポッキーゲームって意外と難しいんだよねー。
え？ ポッキーゲームって全国のリア充がやるクソみたいなゲームだろって？
甘いな……ポッキーのチョコ並みに甘い！！
あ、今僕上手いこと言ったな。ドヤァ。
……とにかく！ 僕達はそこら辺のリア充みたいに軽ーいノリでポッキーゲームをする訳じゃあない！！
そうこれは……
「もし僕が負けたら……１週間分の書類仕事と、１ヵ月間毎日好きな時間にセンパイと戦ってあげましょー」
命がけの……そう、デス・ポッキーゲームなのだァァァァア！！！
あ、ネーミングセンス悪っ、とかそういうコメントは求めてないから。
「悪くないね……。でも、さっきも言ったけど、ポッキーゲームって結局どんなゲームなの？」
……説明すんの忘れてたー。
「ポッキーゲームというのはですねー、こうしてポッキーの両端からお互いにポッキーを食べていって、先にポッキーを折った方が負け、というとても簡単な、ポッキーの日にぴったりなゲームなんですよー」
「……くだらないね」
……それを言ってくれるなよー。
「まあいいや。早く始めようよ」
センパイはそう言うと、乱暴に僕をソファーの上に落とした。
落とした、というので分かったと思うが、そう、僕は今の今までずっと宙吊りにされていたのだ。
いやー……。さすがにちょっときつかったわー。
というか、
「センパイが負けた時の条件、聞かなくていいんですかー？」
そういえばだな。
「僕が負けるわけないでしょ。」
……うわぁ。今のイラっときたぁ。
イケメンなせいで無駄に決まっているその不敵な笑顔にグーパンしたいな★
……センパイが負けたら女装させてメイド服着せてやるよ！
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作者名：夢うさぎ | 作成日時：2019年5月3日 19時
