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そんな日常に俺は完全に油断していた。
『ごめん、少し遅れる。一人でどっか出掛けたりするなよ!なるべく急ぐから!』
シルクからそんな連絡がきたのは数分前。
シルクと撮影の約束をしていたのだが、急な用事が入ったらしくシルクが来るのが遅くなるらしい。
一番過保護なシルク。
遅れるとの連絡の最後にはそんなご忠告が毎回ついてくる。
本当はやぶりたい気持ちもあるが、シルクのことだ。
バレた日のことを考えたらめちゃくちゃめんどいのが想像できた為、忠告を守ることにした。
しかし、ただ待つのはこんなにも暇なのか。
スマブラやその他のゲームを一通りやったがそろそろ飽きてきた。
編集に入ると途中でシルクが来てしまうと考えると、別の日にやった方がいいかと思う。
「んー...」
何をしようか迷っていると
プルルル
客が来た。
「はい」
『宅配です』
「はい」
確かにこの前頼んだものがあったな。
ピンポーン
ガチャ
「やっと会えたね」
「えっ.....」
完全に油断した。
何かを嗅がされ俺の意識は途絶えた。
「ん...」
「おはよう」
「.....!誰だよアンタ!なんでこんなこと!」
「マサイくんを一番愛してる者って言っとこうかな。こんなことするのは、マサイくんが僕のモノにならないから。仕方ないことだよこうなってるのは...」
目を覚ましたのはどこかの部屋。
はっきりしない意識の中、聞こえてきた声に顔をあげると玄関先でみた宅配の男。
理由を聞いても気持ち悪い発言しかしない。
完全にヤバイ。
「こんなことしてどうなるか」
「ふふっ大丈夫。マサイくんから欲しがるようになってもらうから」
「.....っ」
狂ってる。
男がニヤニヤしながら近づいてくる。
縛られてるから動けない俺
「始めよっか。楽しいこと...」
手が俺に伸ばされる。
それが妙にゆっくり見えて、あぁ本気でヤバイ時ってこんな感じなのか.....
と思った。
シルク.....皆.....
ギュッと目をつむった。
その時
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moi - キュンキュンしました!マサイ最高! (2018年12月18日 17時) (レス) id: 5572708f0d (このIDを非表示/違反報告)
ややか(プロフ) - ぽっち。さん» 了解です!わざわざありがとうございます!! (2018年7月29日 23時) (レス) id: dfda014ea3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっち。(プロフ) - ややかさん» まだパスワードついてましたか!?汗小説の続編を見るで飛べると思いますよ!やってみて下さい! (2018年7月29日 23時) (レス) id: 23b618d7ac (このIDを非表示/違反報告)
ややか(プロフ) - ぽっち。さん» お魚の世界の3です!、 (2018年7月29日 22時) (レス) id: dfda014ea3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっち。(プロフ) - ややかさん» すいません、何のですか? (2018年7月29日 21時) (レス) id: 23b618d7ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽっち。 | 作成日時:2018年5月1日 21時