4日目 ページ4
「うわっ」
「お〜ごめんごめん。重岡くん大丈夫?」
「...係長、何度も言ってるやないですか。ドア開けるときはゆっくり開けてくださいって」
「えへへ、すまんすまん」
「今度やったらそこらじゅう張り紙しますよ?係長宛に」
「すまんって〜気を付ける気を付ける!」
そんなやりとりをしていると、後ろで先程の上司の人が笑っていた。
しまったと思いつつ、係長も桐山さん笑わんとって〜なんて困り顔で話している。
というか桐山さん言うんかこの人。
そんな桐山さんは一通り笑った後
「ほんま仲ええですねここの会社さんは。羨ましいかぎりですわ。な?流星」
「おん」
ニコニコと後ろのコーヒーの男性に話しかけていた。
そういや、この人は流星言うんやな。
ふんふんと一人頭の中で納得していれば、目の前にその流星さんがいた。
「さっきはほんますいませんでした。何も言わずにもらっとけばよかったですね」
「へ?...あ〜いや、大丈夫です。気にしてませんしコーヒーあるなら必要ないのは当たり前ですし」
桐山さんに何か言われたんやろうか?もう一度謝ってきた流星さんに、私も思ったことを伝える。
「これからまたお邪魔すると思うんで、その時は受けとります」
「ふふ、期待してます」
毎度私が出すわけやないけど、お茶を受けとる受け取らないで約束するんがなんか可笑しくて、思わず笑いながら約束をした。
「流星ー」
「はい!では、失礼します」
「お疲れ様でした」
桐山さんによばれて小走りで帰っていく流星さんの後ろ姿を見送りつつ、私も下に用があったことを思いだし小走りで向かった。
「って事があったんよ」
「へ〜ほんわかする話やねぇ、なんか」
「やろ?私も笑っちゃったもん」
「今度もしげがお茶だししたら面白いね」
「ね、出すかは分からへんけど」
帰って一通りの事を終えたまったりタイムの時に、神ちゃんに会社での事を話した。
神ちゃんもそんな人おるんやね〜なんてニコニコ聞いてくれた。
その後は神ちゃんの話も聞いて、その日はお開きになった。
のんちゃんに先寝てることを一応メールして布団にはいる。
なんだかその日はよく眠れ、朝は気持ちよく起きれた。
今日もいい1日になりますように。
そう思いながらランニングに出掛けた。
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苺(プロフ) - れいさん» こちらこそありがとうございます!久しぶりになって申し訳ないです(^-^; (2020年7月25日 23時) (レス) id: c0040dafb0 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 久しぶりの更新とても嬉しいです!ありがとうございます!大好きなお話なので続き楽しみにしてます! (2020年7月25日 20時) (レス) id: 48223a5e99 (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - ぽむさん» アドバイスありがとうございます!表記させてもらいます! (2019年8月6日 20時) (レス) id: 735bd56603 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - キャプションや、キーワードタグどちらでもいいので「ジャニーズWEST」と表記して頂きたいです。凄く素敵なお話なので、皆さんにもっと読んで頂きたいです。 (2019年8月5日 15時) (レス) id: cb2febcbe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺 | 作成日時:2019年3月29日 14時