乙女の日常

3日目 ページ3

｢重岡くん｣

｢はい｣

｢お客さんにお茶だしてもらっていいかな｣

｢はい｣




係長に声をかけられ言われたとおりにお茶を用意して、会議室に持っていく。




｢失礼します。お茶どうぞ｣




それぞれの近くにお茶を置いていく。

途中までは、ありがとうとお礼を言われたりと、順調に？何事もなくすんでいたのだが...




｢どうぞ｣

｢あ、俺いいです。コーヒーあるんで｣

｢...そうですか。失礼しました｣




断る人初めてあったなぁ〜なんて思いつつチラリと顔を見る。

うわ、俗に言うイケメンってやつや。

イケメンはコーヒーなんかな。なんてわけわからん事を考えていたら、その人と目があってしまった。




｢嫌いとかじゃないですよ？たまたま買っちゃったんで。せっかく入れてもらったんにすいません｣

｢あ、いや...こちらこそすいません｣




と変な誤解をさせてしまったようで、謝られてしまった。

そんな私たちの様子を見ていた、上司なんやろうハの字眉が特徴的な男の人が




｢ほんなら流星の分は俺が貰いますわ。よう喋らなあかんし喉渇くんで｣

｢...何かすいません。ありがとうございます｣




えへへと人当たりがいい笑顔で、お盆の上にある湯のみを取って席に戻っていく。

とりあえずお礼をいって会議室を出る。

それからはその出来事も他の仕事で追われ記憶から薄れていたのだが




｢一階に届けてきまーす｣

｢よろしくー｣




資料を一階の事務へと届けるため、出入り口に向かい歩みを進めていた。

すると突然扉が開き

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