14日目(番外編) ページ14
朝から大雨警報出てたっけか？
携帯の天気予報メールを睨みつつ、のんちゃんから届いたグループメールを思い出す。
『二人とも傘持って出掛けた？今外大雨らしいから』
『置き傘あったから大丈夫〜』
『なら良かった！しげちゃんは？』
神ちゃんとのんちゃんの会話を見ながら途方にくれてはや数時間。
未だに返事を返さない私に二人が察したようで
『迎えに行ってあげたいけど会議あって何時になるか…』
『しげちゃん持ってへんの！？アホやなぁ！うちも遅いしなぁ……あ！マネージャーに送らせよか？』
素直に優しい神ちゃん(おそらく会議という名の飲み会やから日を跨ぐやろな)と一言多い優しいのんちゃん(こちらもドラマ撮影言うてたし遅くなるやろ)
いろいろ考えてから、二人に返信する。
『走って帰る』
脚には自信はある。
まぁ、走ったって歩いたってびちょびちょになるんは同じこと。
でも風邪はひきたくない。
なら走るしかないだろう。
タクシー？傘を買えばいい？お金がもったいない。
待ちで並んでるし時間ももったいない。
さぁ、走りますか。
鞄に入っていたビニール袋で鞄を包みしっかりと封をする。
いざっ！
「重岡さん？」
「へ？」
参ります！と意気込んだ瞬間後ろから声をかけられる。
いきなりのことですっとんきょうな声をあげてしまって少し恥ずかしくなりつつ、後ろを振り返れば
「藤井さん？」
「こんばんは。名前覚えててくれたんですねぇ〜」
「いや、この前の事とうちの友達がお世話になりましたんで」
「いやいや、こちらこそお世話になりました！いいCMが出来て喜んでます」
「それは良かったです！友人として彼女は本当に自慢ですから！」
なーんやまったりした時間が流れる。
一度話したときも藤井さんってふんわりした雰囲気の人やなぁとは感じてたけど、正解やったな。
「ところでなんで藤井さんが？」
「最寄り駅なんで…ということは重岡さんも？」
「はい、最寄り駅です」
こんな偶然あるんですねぇ〜なんてまたお互い笑い合う。
ふと藤井さんの視線が私の持つ鞄へと移動する。
「もしかして、傘忘れたパターンですか？」
「あーははは、そうです」
思わずビニールに包まれる鞄を抱き抱える。
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苺(プロフ) - れいさん» こちらこそありがとうございます！久しぶりになって申し訳ないです(^-^; (2020年7月25日 23時) (
レス) id: c0040dafb0 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 久しぶりの更新とても嬉しいです！ありがとうございます！大好きなお話なので続き楽しみにしてます！ (2020年7月25日 20時) (レス) id: 48223a5e99 (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - ぽむさん» アドバイスありがとうございます！表記させてもらいます！ (2019年8月6日 20時) (レス) id: 735bd56603 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - キャプションや、キーワードタグどちらでもいいので「ジャニーズWEST」と表記して頂きたいです。凄く素敵なお話なので、皆さんにもっと読んで頂きたいです。 (2019年8月5日 15時) (レス) id: cb2febcbe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺 | 作成日時：2019年3月29日 14時
