乙女の日常

6日目 ページ6

普段はナチュラルメイクすぎるぐらいうっすらメイクなしげちゃんやけど、ちゃんと可愛い服着て、可愛いメイクしたらむちゃくちゃ可愛くなるん知らんやろ！？

こっちが心配になるぐらい自分に無頓着というか、自分の魅力をわからなすぎとる。

危ないわぁ...ほんまに。

そうこうしてる間に、メイクが完成する。

うん、私天才。




｢可愛すぎる...｣

｢わぁ〜さすがのんちゃんやねぇ！別人や！｣

｢...そ、そやろ？｣




鏡の前で私の腕前にキャッキャ喜んどるしげちゃん。

可愛すぎる。




｢ほんなら、デートいきますか！｣




ぴょこっと椅子から立ち上がって、ニコニコ天使ちゃんよろしくとびっきりの笑顔で言われる。

ｶｼｬｯ

当たり前にしげちゃんの写真を撮る。

そんな私に文句を言いつつ、部屋を出ていくしげちゃん。

今日１日もつかな？私。

心配になり神ちゃんにそっとメールする。



『私の命日になりそうです』



もちろん先程のしげちゃんの写真を添えて。

すぐに既読になり返信が届く。




『え！？可愛い♥️じゃなくて、デートやっけ？私今日帰るから！夜３人で外で食べよ♪そこまで頑張って！のんちゃんファイト〜』




なんてこれまた可愛い神ちゃんのメールに、頑張ることを決めた。

玄関に先にいたしげちゃんに、夜神ちゃんが合流することを伝える。




｢ほんま！？久しぶりの神ちゃんや〜♪｣

｢ぅ...｣

｢？のんちゃん？？｣




神ちゃん、早めに来て...。





今はしげちゃんとカフェでお昼御飯もかねて一休み。

私のいきたいお店に付いてきてくれたしげちゃん。

センスは壊滅的だが、ルックスは完璧だから基本どの服でも上手いこと着こなせちゃう。

だから自分のをみつつ、しげちゃんのも選ぶ。

着せ替え人形状態のしげちゃんを後目に、楽しませてもらった。




｢しげちゃんなにする？｣

｢んー......イチゴのやつにする｣




本当にしげちゃんってイチゴすきよね。

また可愛さアップされて似合うからいいんやけど。

自分のと一緒に食後のデザートを頼んだ。

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