有能当主と有能執事くん

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｢しげの時も服プレゼントしようと思ってて、せっかくやからデートでもしてきたらってのんちゃんが｣

｢望らしいなw｣

｢アクセサリーは俺からね｣

｢星や｣

｢流星っぽいなぁ〜って｣


センスがええ二人からのプレゼントはやっぱりセンスがよく、ありがたくデートでもしようかなと心のなかで思った。

夜にはノルマを終えた望が迎えに来て二人仲良く帰っていった。

なんか、ええ１日やったな...。

平和や。



≪大毅side≫


まさきさんのbarに働いて４日...明日なんやけど。


｢どこ行ったん...｣

｢まだ現れない？｣

｢...はい｣

｢明日なんだよね？...お〜いらっしゃい流星｣

｢......いらっしゃいませ｣


へこたれているとまさきさんの流星という言葉に反応して顔をあげる。

そこにはすごくニコニコしている流星がいた。

なんでこんなニコニコしてるん？



｢なんかええことありました？｣


ドリンクを出すときにさりげなく聞いてみる。


｢友達が早めの誕生日プレゼントくれて、センスええ友達やからめっちゃよくて！｣


少しだけ興奮ぎみな流星になんとも言えない感情になる。

嬉しそうな顔しちゃってさ......



｢火賀さん？｣

｢え？｣

｢どうしました？｣

｢え？あ、いや！何も！良かったですねぇ！プレゼント。誕生日いつなんですか？？｣

｢明後日です｣


知ってるけど、怪しまれないように聞く。

その後も何気ない会話を続けていたら


カランカラン


｢いらっしゃ...あーーー！！おったぁー！！｣

｢！！｣

｢じぃちゃん探してたんやで！！ここに飲みに来る聞いたからずっと待ってて...やっと会えたぁ〜泣｣


一人の客が入ってきたからそちらに顔を向けたら、待ちわびていた人物で思わず叫んでしまう。

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