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呆気にとられてる間に、大毅達は行ってしまった。
俺には内緒でどこかに出かけるってことは初めてで、正直驚いてるしショックもある。
何でも知ってるつもりでいたんやけど...
カランカラン
「いらっしゃい。お、流星くんか」
「今晩は」
Bar【5×10】
そこのオーナーまさきくんは藤井家とは親戚。
親と喧嘩したり落ち込んだときによく来ていた。
「今日はどうしたの?」
「ちょっと...」
「......なに飲む?未成年だからソフトドリンクだけど 笑」
優しく微笑みながらソフトドリンクを出してくれる。
この笑顔に何度癒されたことか。
「今日はいいの?ご主人様は」
「......田中さんと出掛けました」
「あぁ、それでふて腐れてんだw」
「......ふて腐れてないもん」
「ふふっ、相変わらず仲がいいのは変わらないね」
「なんすかそれ...」
からかうように笑いながら、何か食べる?って聞いてきた。
グラスから顔をあげまさきくんの方に顔を向けると
「!!...大毅!?」
「え?」
まさきくんの後ろに見覚えのある顔があった。
確かに今朝田中さんと出掛けたはずじゃ??
自分の目がおかしくなったかと思い、もう一度大毅に似た奴を見る。
そんな俺を不思議そうに見ていたまさきくんが
「火賀くんがどうした?知り合い?」
「火賀...?」
「うん、彼最近入った新人くん。火賀俊平」
まさきくんに名前を呼ばれた火賀という彼がこちらをちらりと見る。
大毅やん。
いや、似てるとかじゃなくて、もう大毅やん。
不思議そうに俺らを見ているということは、本当にそっくりさんなんやろう......
「ごめん...俺帰るわ。疲れてるんかな...」
「大丈夫?休みもらったんならしっかり休みなよ〜おやすみ」
まさきくんに別れを告げ屋敷に戻る。
そうや、大毅に電話してみよ。
プルルル...
『もしもーし、流星どうしたん?』
「...今どこおるん?」
『......旅館。明後日には帰れそうかな』
「......顔見たい」
『?ええよ。ちょっと待ってな...』
旅館にいるのが本当なのか、バーにいた彼が本当に大毅じゃないのか
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ぽっち。(プロフ) - 神重流望&雍予澆気» いつも応援ありがとうございます!リクエスト受け付けました!頑張って書きます! (2018年12月6日 23時) (レス) id: f811494458 (このIDを非表示/違反報告)
神重流望&濵桐淳(プロフ) - リクエストいいですか?重岡さんが誘拐される的なものが読みたいです!いつも応援しています!頑張ってください! (2018年12月5日 22時) (レス) id: 0d20c7ba6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽっち。 | 作成日時:2018年11月6日 0時