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なぁ、流星...どういうことなん?
執事の服はクローゼットに掛かったままやった。
恐らく制服のまま行ったんやろ。
ネクタイもあった。
......
「ないやん...」
ネクタイピンはそこにはなかった。
ブロロロ...
流星のバイクの音。
帰ってきたか。
≪流星≫
大毅から田中さんのことについて詳しく話してもらった。
山崎に続き、田中さんまで......?
不は連鎖する...とは言うが.........
「なぁ、流星」
「はい」
「俺があげたネクタイピン今持っとる?」
「?...はい」
「見して」
突然どうしたんやろ......以前、誕生日に大毅からプレゼントをもらった。
ネクタイピン。
執事は主よりも新しいものは着ては駄目。
身に付けてはいけない。
そう学んだ。
やけど大毅は
『そんなん知らんわ。流星は俺の執事や!命令!これを今すぐ付けること!』
ジャイアンか。
そう心の中でつっこみつつ、命令と言われてしまえばそれまで。
諦めて渋々着けた。
本当は跳び跳ねるぐらい嬉しかったのは内緒。
だからつい屋敷だったが、「ありがとう、大毅」と学校で接する時のようにお礼を言ってしまった。
まぁ、大毅の満足そうな笑顔が見れたからええけど。
と、脱線しちゃったな。
自室につき、いつもの定位置にあるはずのネクタイピンを見る。
「......ない」
「どしたん?」
「...それが」
「ネクタイピンないんか」
「.........はい」
「そらそやろ」
後で小さくため息をはかれる。
ネクタイピンがないのなんて、当たり前かのような返答が返ってきた。
「どういうことです?」
「ネクタイピンはここにある」
振り向くとプレゼントされたネクタイピンを確かに持った大毅がいた。
「なんで...」
「...田中さんの所持品の中にあったんよ。なぁなんでこれが田中さんの所持品の中にあるん?」
「それは...俺にも分かりません...」
「ほんなら...」
困ったような不安な表情を浮かべる大毅。
疑いたくない気持ちと紛れもない事実が目の前にあるから疑わざるおえない状況...
混乱してるな。
「ごめん...しばらく一人にしてくれ」
「...かしこまりました」
俺は静かに大毅の部屋を後にする。
......俺も、これからの事でも考えるかな。
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ぽっち。(プロフ) - 神重流望&雍予澆気» いつも応援ありがとうございます!リクエスト受け付けました!頑張って書きます! (2018年12月6日 23時) (レス) id: f811494458 (このIDを非表示/違反報告)
神重流望&濵桐淳(プロフ) - リクエストいいですか?重岡さんが誘拐される的なものが読みたいです!いつも応援しています!頑張ってください! (2018年12月5日 22時) (レス) id: 0d20c7ba6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽっち。 | 作成日時:2018年11月6日 0時