第160話 ページ15
「＿分かった、話そう。」
グルッペンがハッキリとそう言い、らっだぁとともの表情は硬くなる。
「国のトップに立つ身の苦労は理解出来る。
そして約束しよう。其方から干渉しなければ、此方の問題には一切干渉させない。
必要であれば書面でも約束しよう。信用出来るまで情報を共有しなくても良い。」
そこまで聞いてらっだぁとともは、やっと表情を明るくさせた。
「そこまで言うなら本当そうっすね･･･分かりました。」
「俺も、グルッペンさん達の事信じますね。」
二人の発言に、グルッペンは微笑み、トントンはホッとする。
「では、教えて貰ってもいいですか？何について調査してるのか。」
「そうしたいのだが･･･すまない、此処では人が多すぎる。」
「そうですね、後で書類ででも送ってください。」
「俺も。仲間に共有しやすいですし。」
「助かる。」
「･･･あの！俺にも共有してくださいよっ？」
「俺もお願いします。」
話に入りにくかったぺいんととぴくとが、やっと口を開けた。
「い、いいんですか？お二人･･･。」
トントンが気まずそう、ぺいんととぴくとに訊ねる。
「此処まで訊いといて、しかもよくお世話になってるのに手伝わない訳ないですよっ。」
「俺も･･･コネシマさんのお世話になってるので。」
「助かる･･･すまないな。」
申し訳なさそうに言うグルッペンに、各グループのリーダーは笑顔で首を横に振った。
○●○●○
グルッペンがとも達と話し始めた頃。
他メンバーと合流したゾムとAは、皆で料理を食べていた。
「A･･･もう少し食わんのか？」
サラダとバケット1,2枚食べた後、飲み物をちびちびと飲んでいたA。
それを見て傍にいたコネシマが、少しぶっきらぼうにAに訊ねる。
「もう、食べれないです･･･。お腹いっぱいです･･･。」
「食わんと身体鍛えられへんぞ。･･･鍛える気はないんか？女やし。」
「鍛える気はあるんですが･･･どうも、食欲も･･･食べれる量も、少なくて･･･。」
Aはコネシマに答えながら、少し表情を曇らせる。
「･･･クエストでも行けば食える量も増えるやろ。駄目やったらゾムの食害受ければええ。」
「何やシッマ、もっと食べたいん？」
「いらんから寄越すな寄越すな！！」
ゾムがキョトンとしながら、大量の料理が乗った皿を数枚コネシマに差し出す。
コネシマは嫌そうな顔をして、それを押し返していた。
「Aに食べさせぇ。」
「へ･･･。」
「やだ。」
「何やねん！！」
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眼目夢子(プロフ) - 匿名さん» ご報告ありがとうございます！修正致しました！ (2021年11月18日 12時) (
レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 第173話、下から6行目「そんなことはないと思いますけ……」になっています (2021年11月18日 12時) (レス) @page28 id: c1f3a10c7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2021年10月21日 0時
