＃358 ページ8
"春の交流会"が始まり、30分程経つ頃。
グラウンドに集まった教師陣や生徒達は、料理を楽しんだり、会話を楽しんだりしている。
「おいしい…」
「せやろー？タダで旨いもの食べれるし、楽しいし！」
取り皿1枚に少量のおかずを乗せて、小さい口でゆっくり食べているA。その隣で食べているチーノは、取り皿2枚に多めにおかずを乗せて、美味しそうに食べ進めている。
「午前中…少しだけ、グラウンドの様子を見たんですけれど…
本当に料理人さんが、作っていらっしゃるんですね…？」
「あ、準備見たん？
せやねん、俺も先輩らに教えて貰ったんやけどな。
学園の調理室借りたり、
鮮度保ったまま持って来れるものは作ってから持って来てたりな」
チーノの話を聞きながら、Aは周りを見回す。
グラウンドの端の方には、立ち疲れた人が休憩する用の、椅子とテーブルのセットが幾つか用意されている。その少し離れた所には、料理人と思われる人達がおり、彼らも料理を食べながら、グラウンドの様子を眺めている。
「…温かい料理が冷めない様に、待機してらっしゃるんですか…？料理人さん…」
「ん〜？それもあるやろうけど、追加作る為が一番の理由やろうなぁ」
「追加・・・」
「大食い多いねん。
だから毎年毎年、多めに作っては様子を見て追加を作るんやって」
「そんなに、沢山食べる方が・・・？」
「うちのチームにまず4人程おる」
「わ、わあ・・・」
遠い目をしながら言うチーノの隣で、Aは目を丸くさせて少し呆然としている。
「あっこ、デザートあったで」
「お前デザート行くの早ない？」
「！デザート・・・」
席を外していた、ショッピが戻って来た。片手の皿には、幾つか小さいケーキであったり、クッキーが乗せられている。
「飲み物取るついでに、面倒やから取って来た。
二人食べる？多めに取って来てん」
「え、それは貰う。ラッキ〜」
「あ、ありがとうございます…！」
「ん、ええよええよ」
チーノとAにもデザートを分け与えたショッピは、満足した様に微笑んでいる。
「なんか、ええ新入生おった？
俺此処におりながら見とったけど」
チーノはミニケーキを頬張りながら、飲み物を飲んでいるショッピに訊ねる。
「んー・・・交流会前にええ新入生見つけてもうたからなぁ」
ショッピはそう言いながら、チラリと横を見る。
「・・・？」
「…小動物みも備えとる」
「ま、先輩方に任せとくか〜」
「そーそー。面倒やし任せとこ」
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桜華(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます!!長編ですが、ここまで読んでくださって嬉しいです!!文才はないので他の方から貰ってください･･･((更新、無理せず頑張ります!! (3月3日 12時) (
レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - すきです。気付いたら一気読みしていました、！！ところで文才わけてくれまs....調子に乗りましたすいません。更新無理せず頑張ってください。 (3月3日 11時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜華 | 作成日時：2023年12月6日 21時
