＃357 ページ7
『"春の交流会"！！スタート〜〜〜！！』
Aがオドオドとしている間に、いつの間にか交流会スタートが宣言された。その声に、Aたちはグラウンドの中央を見る。
中央に集められていた新入生達は、用意された色とりどりの料理に吸い寄せられて行く。そんな新入生達に混じって、在校生も少し遠慮がちにではあるが、彼らに合流する。そして合流して少しの間で、新入生と在校生の交流が始まり出した。
「…すごい…。
ただ、食事の場が…一緒になっただけなのに…」
「まあ、腹減ってる中での挨拶やし。
覚えられてなくても『ご飯中やったししゃーない』でどっちも片付けられるからな」
目を見開いて様子を見るAの呟きに、兄さんはそう答える。
「ほれ、新人組と一緒に食べたいもの選んで食べて来い。
早く食わへんと大喰らい達に食われてまうで」
兄さんは数名に視線を向けながら、Aに悪い笑みを見せて促す。
「？おおぐらい・・・？」
「A！和食系行こう和食系！！」
「変わり種もあるらしいで〜」
「わあっ…！？？」
Aが首を傾げる前に、チーノとショッピがAの背を押して、騒がしい輪へと入って行った。
「・・・なあ？そこの大喰らい衆」
「いや、トントンには劣る」
「ゾムには言われたない」
「・・・ｵﾌﾀﾘﾖﾘﾊ〜・・・」
「「うるさいで エミさん/エーミール 」」
「私に対して酷くないですか！？？」
・・・兄さんに視線を向けられた3人は、それぞれがそれぞれを指差すせいで、ギャーギャーと言い争っている。
「トントンもゾムもエミさんも、結局全員同じ位食うからどんぐりの背比べなんよなぁ…」
「どんぐりと同じくらいの大きさの奴がなんか言うとる」
「あ"ぁ"ん"""？」
「ドス効きすぎやろ」
隣でボソッと呟いた鬱に対して、顔布の奥でガンを飛ばすロボロ。それを見てしんぺいはクスクスと笑っているし、他は呆れた様に笑っていたりため息を吐いたりしている。
「そう言えばなんやけど、Aちゃん大丈夫なんかな？」
「？何が？」
何かを考えている様子のオスマンに、いつの間にかおにぎりを持って来ていたひとらんが、首を傾げて訊ねる。
「先日の新人組とのクエストの時、雨降ってたやん？
それで結局濡れたまま帰って来たけど・・・
男子二人はいいとして、Aちゃんか弱いから」
「・・・ま〜・・・
何かあったら、面倒見てあげよ？」
「・・・それもそうやな」
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桜華(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます!!長編ですが、ここまで読んでくださって嬉しいです!!文才はないので他の方から貰ってください･･･((更新、無理せず頑張ります!! (3月3日 12時) (
レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - すきです。気付いたら一気読みしていました、！！ところで文才わけてくれまs....調子に乗りましたすいません。更新無理せず頑張ってください。 (3月3日 11時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜華 | 作成日時：2023年12月6日 21時
