第107話 ページ8
海部隊の今回の訓練は一日中行うそうで、Aはのんびりと海を眺めている。
コネシマはそんなAを見て、少しも飽きる様子がなさそうなのでそのままにしている。
「___あれっ?コネシマさん??」
「！？えっ、“ともさん”！？？」
急に声をかけられてコネシマが振り返ると、コネシマに笑顔で歩み寄る赤髪の男がいた。
赤髪の男を見て、コネシマはギョッとして赤髪の男へ走り寄る。
「久しぶりですねっ！元気そうで何よりっ」
「や、それより何で1人でおるんですか！？
“クミさん”はどうしたんです！？」
「ちょっと先に来ちゃったっ！」
「と、とりあえずこっちおってくださいっ！」
「ありがとうコネシマさ〜んっ」
コネシマは慌てながらも、赤髪の男を日陰に案内する。
「・・・？」
Aはコネシマの様子を見て首を傾げたが、自分には関係がなさそうなのでまた海を眺め始める。
「＿＿＿あの子が、グルッペンさんが言ってた大佐さん？」
日陰に来た赤髪の男が、Aを見てコネシマに訊ねる。
「そうっすね。
や･･･アイツの事は置いといて、
何で“国王のともさん”が1人で歩いとるんすか･･･」
「あはは･･･」
コネシマが驚きつつ言うと、赤髪の男＿他国の国王・ともは苦笑した。
彼は〈アルコバリーノ〉の国王。
〈アルコバリーノ〉は海に面した貿易が盛んな国として有名な国である。
〈ハウプトラ〉の様な戦争国家ではないが、琴線に触れると相手国は滅ぼされると噂されている国である。
「グルッペンさんからね？
『A国から3人軍人を引き抜いた。
モンスター殲滅への鍵になるかも知れない』
･･･なんて聞いちゃったからさ。
連絡は入れたけど、今日か明日お話する予定入れたんだよ」
「グルッペンなんも言うてへん･･･」
「コネシマさん此処に来てるし、
帰ってから聞く事になるんじゃないかな？」
口を尖らせるコネシマに、ともは思いついた様にそう言った。
「と、言う事で。
僕らが一番最初にご挨拶する事になるかな？
“ぺんちゃん”や“ぴくとさん”はちょっと忙しいみたいだし」
「兄貴達も忙しそうっすもんねー･･･。
“ぴくとの兄貴”のとこに関しては、
どっかの国と冷戦状態って聞きましたし･･･」
「バチバチしてるって聞くね。
確かC国だったと思うけど･･･
うちも確か貿易してたから悩み所なんだよねぇ･･･」
コネシマの話に、ともは「うーん」と悩んでいた。
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眼目夢子(プロフ) - らとるだお()さん» コメントありがとうございます！こんな感じの夢主、私も好きなんです(*´ω｀*) (2022年4月12日 7時) (
レス) @page50 id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
らとるだお() - 夢主ちゃん可愛いですなぁ…(*´꒳`*) 眼目夢子様の夢主ちゃん俺の好みでありがたいｯｯｯｯ‼︎(*´∇｀*) (2022年4月11日 22時) (レス) @page44 id: f62a5d0896 (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - 萌猫さん» 萌猫さん、読んでくださりありがとうございます！今回も沢山の方が出てくるので、お楽しみに！です！！萌猫さんもお身体にお気をつけてお読みくださいっ！！ (2022年3月12日 22時) (レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
萌猫(プロフ) - 続編おめでとうございます！輪廻巡りからどハマりして漸く作者様の過去の作品も読み終わりました。今回の作品もどのように進んでいくのか凄く楽しみにしています！お身体にお気を付けて更新頑張って下さい、応援しています‼︎ (2022年3月12日 22時) (レス) id: 50be2ea41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2022年3月8日 7時
