第144話 ページ45
ロボロに書類を届ける為に、トントンは情報管理局を訪れる。
「･･･何でお前おんねん」
「ヒッ、トンち･･･！！」
･･･まだ、中々外に出れないレノの為に話に来たであろう、非番のオプロイテとゆかりは分かる。
何故。
何故工作部隊長の鬱がこんな所で、お茶をしばいているのだろうか。
「書類も終わってへん奴が、
こんな所でゆっくりしとるんかぁ･･･？」
「ちゃ、ちゃうんやトンち〜っ･･･！！」
書類を持ったまま胸ぐらを掴まれそうになり、鬱は慌てて笑顔を取り繕おうとする。
「書記長様、今回は見逃して差し上げて？
新しい仲間の為にやる気を出してるみたいですから」
「や、そうは言うてもな･･･」
優雅に紅茶を飲むゆかりに言われて、トントンは少し渋りながらも出しかけていた拳を収める。
「･･･って、何て言うた？『新しい仲間の為』？？」
「どうやらAちゃ･･･A大佐について、
ロボロさんに調べて貰ってるみたいですよ」
「隠せてないよ、オプロイテ･･･」
「し、しーっ！」
休憩をしているレノにツッコミを入れられて、オプロイテは慌てている。
「･･･そこら辺は、俺からロボロにもう頼んどるやろ。
何で大先生が率先して調べようとしとんねん」
トントンは女性陣のやり取りを見てから、鬱に呆れた視線を送りながら訊ねる。
「な、なんかな？
研究局から出て来たAちゃんが青い顔しとってん。
やから何かあったのは確実やから
くられ先生に確認しに行ったんやけど、
くられ先生教えてくれへんかったからさ･･･。
んで、しんぺいさんにも聞きに行ったのよ。
そしたら『モンスターについて調べてみ』って言われてん」
「そのやる気を書類に出して欲しいんですけどぉ？」
「ホンマスンマセン」
トントンから笑顔の裏の圧を感じて、鬱は綺麗な土下座を見せる。
それを見てゆかりはクスクスと笑い、オプロイテは鼻で笑い、レノは何処か楽しそうな雰囲気を出している。
「ん、トントン来とったんか」
「！ああ、これ持って来てん」
「なーる。あんがとぉ」
奥の方から来たロボロに、トントンは当初の目的だった書類を渡す。
ロボロは書類を受け取りながら、鬱に元々持っていた紙数枚を渡す。
「大先生はコッチやな。
俺もまだ確認してへんけど、これが欲しがってた情報やろ？」
「おう、そうやわ」
数枚の紙を流し見している鬱は、文章に目を通しながらロボロに返事をした。
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眼目夢子(プロフ) - らとるだお()さん» コメントありがとうございます！こんな感じの夢主、私も好きなんです(*´ω｀*) (2022年4月12日 7時) (
レス) @page50 id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
らとるだお() - 夢主ちゃん可愛いですなぁ…(*´꒳`*) 眼目夢子様の夢主ちゃん俺の好みでありがたいｯｯｯｯ‼︎(*´∇｀*) (2022年4月11日 22時) (レス) @page44 id: f62a5d0896 (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - 萌猫さん» 萌猫さん、読んでくださりありがとうございます！今回も沢山の方が出てくるので、お楽しみに！です！！萌猫さんもお身体にお気をつけてお読みくださいっ！！ (2022年3月12日 22時) (レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
萌猫(プロフ) - 続編おめでとうございます！輪廻巡りからどハマりして漸く作者様の過去の作品も読み終わりました。今回の作品もどのように進んでいくのか凄く楽しみにしています！お身体にお気を付けて更新頑張って下さい、応援しています‼︎ (2022年3月12日 22時) (レス) id: 50be2ea41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2022年3月8日 7時
