第133話 ページ34
食堂に戻って来た、モンスターを討伐したメンバー＋しんぺい。
「俺勝手に手当してるから、お話するならしていいよ〜」
「は、はい･･･」
しんぺいが包帯を取り替えるのを見てから、Aは他の人達の方を見る。
「それで？あの新種モンスターについて何を知っているんだ？」
グルッペンが真っ直ぐにAの目を見て、小さく笑いながら訊ねて来る。
「えっと･･･“完成体”を見るのは、初めてですが･･･
恐らく、“ピグリン”･･･かと･･･」
「？ぴぐりん？なんや可愛らしい名前やな」
Aが出した名前に、ロボロは首を傾げて言う。
「豚の、獣人で･･･」
「「「豚･･･」」」
「おう、お前らコッチ見んな」
「ともさんとwatoさん〜･･･？」
「「スミマセン」」
幹部達が見てくるので、トントンは呆れながら叱る。
ソーラは黒い笑みを浮かべてともとwatoを見たので、2人は片言で謝っていた。
「(何故･･･？)えと、話を戻すと･･･
ピグリンは、金製の物を取られたり･･･
攻撃をされたりすると、襲って来る筈です･･･。
日光で焼けないけれど、火に弱い、モンスターです･･･」
「俺ら金なんて取ってへんやろ。
しかもこっちから攻撃も仕掛けてへんのに」
「そうなん、ですよね･･･」
コネシマの指摘に、Aは首を傾げる。
「“実験段階”では、話した通りなんですけれど･･･
何か変わった、のかな･･･？」
「･･･A、ちょっと訊いてええか？」
「？はい･･･」
兄さんはカップを置いて、Aを見据える。
「＿＿＿何で、新種モンスターの名前も知っとるし。
モンスターの弱点も知っとったん？」
兄さんがそうAに訊けば、食堂が静かになる。
Aは兄さんを見据えたまま、キョトンとしている。
「情報管理局も知らん情報を持っとったのは、
A国では当たり前に放たれとるモンスターなん？
それとも･･･研究局に、おったん？A」
兄さんがまた訊ねると、Aは数秒の間を置いて「ああ･･･」と口を開く。
「･･･モンスターの、戦闘実験で･･･
私は、モンスターの対戦相手に、なってました･･･」
Aが平然と言った事実に、全員･･･否、チュテレとアング以外が目を丸くさせた。
「モンスターの戦闘実験に･･･！？」
「そんな危ない事、やらされてたのっ･･･？」
あちゃみもソーラもクミも悲しげな表情をするが、Aは首を傾げて不思議そうな表情をしていた。
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眼目夢子(プロフ) - らとるだお()さん» コメントありがとうございます！こんな感じの夢主、私も好きなんです(*´ω｀*) (2022年4月12日 7時) (
レス) @page50 id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
らとるだお() - 夢主ちゃん可愛いですなぁ…(*´꒳`*) 眼目夢子様の夢主ちゃん俺の好みでありがたいｯｯｯｯ‼︎(*´∇｀*) (2022年4月11日 22時) (レス) @page44 id: f62a5d0896 (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - 萌猫さん» 萌猫さん、読んでくださりありがとうございます！今回も沢山の方が出てくるので、お楽しみに！です！！萌猫さんもお身体にお気をつけてお読みくださいっ！！ (2022年3月12日 22時) (レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
萌猫(プロフ) - 続編おめでとうございます！輪廻巡りからどハマりして漸く作者様の過去の作品も読み終わりました。今回の作品もどのように進んでいくのか凄く楽しみにしています！お身体にお気を付けて更新頑張って下さい、応援しています‼︎ (2022年3月12日 22時) (レス) id: 50be2ea41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2022年3月8日 7時
