第130話 ページ31
「コイツらホンマゾンビやな！」
「豚の鼻しとるけど、ゾンビより戦闘力高いで！？」
「何で金製の剣なんか持ってんねんっ！！」
新種モンスターの大群とぶつかり合った幹部達は、金の剣を振り回して来るモンスターを次々と倒して行く。
「モンスター全部一緒や！首掻っ切ってしまえ！
ゾンビみたいに燃えへんなら近距離攻撃もいける！
直接攻撃は気をつけろ！
感染するかも分からへん！！」
トントンが指示出しをしながらも、愛剣でバタバタとモンスターを倒して行く。
ギィンッ___!!!
「・・・！」
トントンの近くで、金属が激しくぶつかり合った音が聞こえた。
「っ来たんか･･･！？」
そこにいたのは＿＿＿モンスターと剣を交えているAだった。
「チュテレも、アングも･･･来てますっ･･･！」
そう答えるAは、モンスターの力が強いのか顔を顰めて･･･
「怪我悪化するやろがっ！」
トントンはすぐにAへ攻撃を仕掛けて来たモンスターの首を一閃して倒す。
急に相手の力が弱まって、Aは少しふらついた。
「これ、ぐらいっ･･･いつも、ですから･･･」
そう答えたAは、急いで駆けつけてくれたのだろう。
息を切らしていて、見えている包帯には薄らと赤が滲み始めている。
「せっかくぺ神が手当したんやから、
怪我人は大人しくしてろっちゅーねんっ･･･！」
トントンは周りのモンスターを倒しながら、Aを守る様に立つ。
「っ書記長様･･･守らなくて、大丈夫ですからっ･･･」
「怪我人見捨てる程冷酷やないねんコッチは！」
まだ息を切らしているAに、トントンは少し苛立ちながら答える。
パンッ！！
突然傍から聞こえた発砲音に、トントンは目を丸くさせる。
トントンの横から近づいて来たモンスターは、眉間を撃ち抜かれてそのまま地面に倒れた。
「っはぁ･･･」
深呼吸をする声が、自分の背後から聞こえる。
「(あんな綺麗に撃ち抜くんか･･･！)」
トントンは驚いたまま、自分の背後･･･Aを見る。
Aは顔を顰めたまま、次々に向かって来るモンスターを撃って行く。
だが、治りかけの身体では拳銃での発砲もキツいのだろう。
包帯に滲み始めている赤が少しずつ、濃くなって来ている。
「っせやから無理すんな言うとんねんっ･･･！」
トントンはそう言いながらも、モンスターを倒し続ける。
「(この数減らさな、強制的に避難もさせられへん･･･！！)」
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眼目夢子(プロフ) - らとるだお()さん» コメントありがとうございます！こんな感じの夢主、私も好きなんです(*´ω｀*) (2022年4月12日 7時) (
レス) @page50 id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
らとるだお() - 夢主ちゃん可愛いですなぁ…(*´꒳`*) 眼目夢子様の夢主ちゃん俺の好みでありがたいｯｯｯｯ‼︎(*´∇｀*) (2022年4月11日 22時) (レス) @page44 id: f62a5d0896 (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - 萌猫さん» 萌猫さん、読んでくださりありがとうございます！今回も沢山の方が出てくるので、お楽しみに！です！！萌猫さんもお身体にお気をつけてお読みくださいっ！！ (2022年3月12日 22時) (レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
萌猫(プロフ) - 続編おめでとうございます！輪廻巡りからどハマりして漸く作者様の過去の作品も読み終わりました。今回の作品もどのように進んでいくのか凄く楽しみにしています！お身体にお気を付けて更新頑張って下さい、応援しています‼︎ (2022年3月12日 22時) (レス) id: 50be2ea41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2022年3月8日 7時
