第125話 ページ26
「あっ！来た来たっ！
Aちゃんこっちおいでーっ！」
食堂に入ると、あちゃみが笑顔でAを手招きした。
Aがどうしようか迷っていると、しんぺいはそっと手を離してAに微笑みかける。
「ほら、あちゃみさんが呼んでるよ。
行っておいで？」
「･･･はい･･･」
Aはコクンと頷いて、あちゃみの所へとゆっくり歩いて行った。
「･･･視線が痛いよ、お二人さん」
しんぺいは苦笑して、席についているチュテレとアングにそう言う。
「お前が大佐と手なんか繋いで来るからだ」
「大佐と手を繋ぐのなんて、私達でも早々ないのに･･･」
「うん、羨ましがってるのはよく分かった」
「「羨ましい」」
「Aちゃんの事になるとポンコツになるのかな？？」
真顔で言って来るチュテレとアングに、しんぺいは頭を抱えながら思わずツッコミをいれていた。
「てか、俺らの仲間になるんやからさ。
その“大佐”呼びおかしくならへん？」
シャオロンがチュテレとアングにそう言うと、2人は首を傾げる。
「変って言われてもな･･･」
「私達はソレに慣れてしまってますし･･･」
「俺らは幹部とか分かれとるけど、
大佐とか細かくは分けてへんからな･･･。
一般兵が混乱する事を考えたら、
今からその呼び方変えて貰わへんとアカンな」
ロボロが飲み物を飲んでから、色々と考えてそう呟く。
「試しに呼んでみたらええんやない？“Aちゃん”って」
「元か継続になるか分からへんけど、
アイツはコイツらの上司やろ？
“さん”付けになるんやないのか？」
ヘラヘラと笑う鬱に、コネシマは少し首を傾げる。
「･･･今は、無理･･･」
「少しずつ、変えていくので･･･」
＿＿＿そう答えたアングとチュテレは、赤くなっている顔を隠していた。
「「「･･･ヘイヘイヘーイッ！！」」」
「だーっ！来んなお前らぁっ！！」
「この国の幹部は煽りたい人達ばかりなんですかっ！？？」
ニマニマと、ニヤニヤとして絡んで来ようとする幹部達に、アングとチュテレはタジタジになりながら抵抗する。
それを見て、しんぺいとエーミールはクスクスと笑っていた。
「お前らはしゃいどる暇あんなら、
兄さん達が作ってくれた料理運ばんかい」
「あ、ママや」
「誰がママじゃ！」
シャオロンが笑顔で言うと、呆れ顔だったトントンは怒りながらシャオロンの頭に手刀を入れていた。
「いたーいっ！」
「ハッ、ザーコ！」
「やんのかアングぅっ！？？」
「両成敗」
「「いでっ」」
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眼目夢子(プロフ) - らとるだお()さん» コメントありがとうございます！こんな感じの夢主、私も好きなんです(*´ω｀*) (2022年4月12日 7時) (
レス) @page50 id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
らとるだお() - 夢主ちゃん可愛いですなぁ…(*´꒳`*) 眼目夢子様の夢主ちゃん俺の好みでありがたいｯｯｯｯ‼︎(*´∇｀*) (2022年4月11日 22時) (レス) @page44 id: f62a5d0896 (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - 萌猫さん» 萌猫さん、読んでくださりありがとうございます！今回も沢山の方が出てくるので、お楽しみに！です！！萌猫さんもお身体にお気をつけてお読みくださいっ！！ (2022年3月12日 22時) (レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
萌猫(プロフ) - 続編おめでとうございます！輪廻巡りからどハマりして漸く作者様の過去の作品も読み終わりました。今回の作品もどのように進んでいくのか凄く楽しみにしています！お身体にお気を付けて更新頑張って下さい、応援しています‼︎ (2022年3月12日 22時) (レス) id: 50be2ea41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2022年3月8日 7時
