第117話 ページ18
「今現在、比率的に多いのはゾンビです。
感染力を持ってる唯一のモンスターで、
一国が全滅したとの話も聞こえて来てます。
幸い我々は運良く抗体を持ってますが･･･
国民達や一般兵は、抗体を持っていない者が殆ど。
そこで優先的にゾンビの殲滅を始めたいんです」
「でも、ゾンビがおる所には無限にゾンビがおるって考えた方がええんですよね？
ゾンビの数が多すぎたら、
コッチが幾ら倒してもキリなくないっすか？」
水色フードの男性が、手を小さく挙げてトントンに訊ねる。
「まあ、生身で行ったらそうなんすけどね。
うち、戦争国家なんすよ。
んで、”戦車・大砲“好きがおるんすよ･･･」
トントンはそう言いながら、グルッペンとしんぺいの方を見た。
グルッペンは笑みを浮かべているし、しんぺいものんびりと笑っている。
「あ、そう言う？」
「はい、”そう言う“事です」
水色フードの男性が何かを察して訊ねると、トントンは遠い目をして答えた。
「えー･･･うちの総統の意向により、
国などの被害にならない場所にゾンビが出現した場合、
大砲やら戦車やらでぶちかまそうと言う案が出てしまいました」
「お疲れ様です･･･」
死んだ目をしているトントンに、白パーカーの男性は苦笑して労いの言葉をかける。
「なので其方には、
戦車とかの入国を許可していただきたいんです。
国境までだったら行けても、
其方の国内に現れた場合に対処だ出来ないんで。
撃ち込んだら宣戦布告になっちゃいますし」
「それもそうですね。後で国に連絡を」
「はーい」
ともからの指示を受けて、茶髪の女性はのんびりとした返事をした。
「各モンスターの弱点とかについては･･･
前々から分かってる事だけですね、今の所。
日光に弱いのがゾンビとスケルトン･･･
スケルトンは後、イヌ科の動物から逃げますね。
スライムについては弱点らしい弱点はなく･･･
全攻撃で細かくすれば再起不能にはなります。
各モンスターの種類についても調査中です」
「砂漠地帯のゾンビや、雪山でのスケルトン･･･
分からない事ばかりですね」
白パーカーの男性は眉を顰めて、そう呟いた。
「殲滅の為にも、
〈アルコバリーノ〉の皆様の協力をお願いしたいんです。
主に皆様の戦闘能力、
物資の供給、薬品開発の協力･･･
出来る限りでいいので、お願いしたんですが」
「モンスターの事であれば、喜んでっ！」
ともは笑顔で、そう答えた。
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眼目夢子(プロフ) - らとるだお()さん» コメントありがとうございます！こんな感じの夢主、私も好きなんです(*´ω｀*) (2022年4月12日 7時) (
レス) @page50 id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
らとるだお() - 夢主ちゃん可愛いですなぁ…(*´꒳`*) 眼目夢子様の夢主ちゃん俺の好みでありがたいｯｯｯｯ‼︎(*´∇｀*) (2022年4月11日 22時) (レス) @page44 id: f62a5d0896 (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - 萌猫さん» 萌猫さん、読んでくださりありがとうございます！今回も沢山の方が出てくるので、お楽しみに！です！！萌猫さんもお身体にお気をつけてお読みくださいっ！！ (2022年3月12日 22時) (レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
萌猫(プロフ) - 続編おめでとうございます！輪廻巡りからどハマりして漸く作者様の過去の作品も読み終わりました。今回の作品もどのように進んでいくのか凄く楽しみにしています！お身体にお気を付けて更新頑張って下さい、応援しています‼︎ (2022年3月12日 22時) (レス) id: 50be2ea41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2022年3月8日 7時
