第100話 ページ1
「あっ、大佐いたっ！」
「！アング･･･？」
お茶会をしているガーデンテラスに、アングとコネシマが訪れた。
「探してたんだっ。
コネシマがさ、海に連れてってくれるってよっ！」
「やから、訓練で！やからな？」
はしゃいでいる様子のアングに、コネシマは呆れつつも子に言う親の様に付け加える。
「訓練でもいいからっ。
大佐、海見たがってただろ？
一緒に行こうぜっ？」
はしゃいでいるアングを見てか、エーミールが気を使ってAをアングの方へと行かせてくれる。
「アング･･･行くなら、アングだけでも行って来たら･･･？
私、こんな状態だし･･･」
Aはアングにそう言いながら、松葉杖と足を指差す。
「それは、ほらっ。
俺が抱えて行くっ！
だから行こうぜっ？大佐気になってたし！」
「うーん･･･」
アングが必死に誘っているが、Aは困った様な顔をして曖昧な返事しかしない。
「･･･アング、お前は訓練やから･･･」
コネシマが何かを閃きそう言いながら、立ち上がっているAの傍まで歩み寄る。
ふわっ
「へっ・・・！？」
「･･･俺がこうしてりゃ、悩まずに済むやろ」
コネシマは、松葉杖を器用に手に持ったまま、Aを抱き上げてそう言った。
「り、陸部隊隊長様っ･･･！？」
「長いやろ、特別にコネシマでええわ。
んで？これなら気にしとる足も関係ないやろ？」
コネシマはそう言って、Aを見つめて「行くのか？」と目で問いかける。
「･･･ご迷惑、かけてしまう訳には･･･」
「エミさんみたいな事言うなお前」
「コネシマさん？？」
巻き込まれたエーミールが真顔で見て来るが、コネシマは気にせずAを見続ける。
「女1人おった位で手ぇ煩わせる程弱ないわ。
それにお前むっちゃ強いんやろ？アングもチュテレも言うとったわ。
強い奴なら、緊急時なら戦闘出来るやろ」
「･･･まあ、そうですが･･･」
「なら明日行くからな。
その前にお前の事副隊長に教えとかいかんから来て貰うで」
「えっ･･･」
コネシマはAに有無を言わせずに、スタスタと訓練場の方へと歩き出した。
アングは嬉しそうに、コネシマの後を追って歩き出した。
「･･･攫われちゃったねぇ、マンちゃん」
「シンマが女の子に優しくするの、めっっっずらし〜･･･」
「追わなくていいんですか？」
「此処に馴染んで貰う為なら、仕方ないからな〜っ。
貸し一つっちゅう事で我慢しとくわ。
あーあ･･･もっとお話したかったぁ」
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眼目夢子(プロフ) - らとるだお()さん» コメントありがとうございます！こんな感じの夢主、私も好きなんです(*´ω｀*) (2022年4月12日 7時) (
レス) @page50 id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
らとるだお() - 夢主ちゃん可愛いですなぁ…(*´꒳`*) 眼目夢子様の夢主ちゃん俺の好みでありがたいｯｯｯｯ‼︎(*´∇｀*) (2022年4月11日 22時) (レス) @page44 id: f62a5d0896 (このIDを非表示/違反報告)
眼目夢子(プロフ) - 萌猫さん» 萌猫さん、読んでくださりありがとうございます！今回も沢山の方が出てくるので、お楽しみに！です！！萌猫さんもお身体にお気をつけてお読みくださいっ！！ (2022年3月12日 22時) (レス) id: cd5f0ffb10 (このIDを非表示/違反報告)
萌猫(プロフ) - 続編おめでとうございます！輪廻巡りからどハマりして漸く作者様の過去の作品も読み終わりました。今回の作品もどのように進んでいくのか凄く楽しみにしています！お身体にお気を付けて更新頑張って下さい、応援しています‼︎ (2022年3月12日 22時) (レス) id: 50be2ea41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眼目夢子 | 作成日時：2022年3月8日 7時
