第93話 ページ47
「あ！来た来た！おーい！こっちー！！」
本棟から大食堂に来たA達は、先に来ていたシャオロンに呼ばれてそちらに行った。
「A大丈夫なん！？怪我したって聞いたけど！」
ゾムが不安そうな様子で、Aに訊ねる。
「大丈夫、です･･･。しんぺい神さんに、治していただいたので･･･。」
「流石ペ神やな。」
「でしょ〜？」
鬱に褒められて、しんぺい神は嬉しそうにしている。
「不安やからA隣な！」
「は、はい･･･。」
ゾムに怪我をしていない方の手を引かれて、ゾムの隣に座った。
Aの隣には、しんぺい神が座った。
「二人して中級回復薬作れたん〜！？」
「"watoさん"ステイステイ。」
「イナリさん無傷だぁっ！」
「良かった･･･！」
「(･･･人数増えたな･･･)」
【wrwrd】のメンバーが向かい合わせで座る奥側には、男女会わせて10人が向かい合わせで座っていた。
「お待たせしました。」
「ご飯どうしましょう。まだ買ってないんですけど･･･。」
「いいよ。リーダー3人で用意したから！」
笑顔の赤髪の男にそう言われて、よっぴ〜もアイクも目を輝かせた。
『ゾムさんの隣にいる女の子が、私を助けてくれたAちゃんなの。』
「あ、やっぱり！【wrwrd】に入った子！」
「うちのイナリさんを助けてくれてありがとうございましたっ。」
「い、いえ･･･。」
茶髪の男に目を輝かせながら言われ、白い袋の様な物を被った男にお礼を言われて、Aは遠慮気味に頭を下げる。
「"ぺんちゃん"、自己紹介する？」
「そうじゃん！俺等はAさん？の事知ってるけど俺等自己紹介してない！！」
赤髪の男に言われて、茶髪の男は驚いて立ち上がった。
「"ぺいんとの兄貴"、立ったついでに兄貴から自己紹介したらええんとちゃいます！？」
そう言うコネシマは、Aに向ける顰めっ面ではなく、とても明るい笑顔で茶髪の男に提案する。
「(コネシマさん･･･気を許した相手には明るいんだな･･･)」
Aと初めて会うメンバーによる、自己紹介が始まった。
「どうも！【日常組】のぺいんとです！」
「同じく【日常組】のしにがみです！よろしくお願いします！」
「【日常組】リーダークロノアです、よろしくお願いしますっ。」
「【日常組】のトラゾーですっ。イナリさんを助けてくれてありがとうございますっ。」
「よろしく、お願いします･･･。」
Aがそう言うと、【日常組】のメンバーは嬉しそうに笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 120人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
【wrwrd】無表情な彼女の戦闘物語【あかがみん】【日常組】【pkt】【^ら^】 【wrwrd】無表情な彼女の戦闘物語3【あかがみん】【日常組】【pkt】【^ら^】 【wrwrd】無表情な彼女の戦闘物語4【あかがみん】【日常組】【pkt】【^ら^】もっと見る
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
眼目夢子(プロフ) - III IV IV〈みよよ〉さん» コメントありがとうございます！面白いと思っていただけて嬉しいですっ！応援ありがとうございますっ！！まだまだ続きますのでよろしくお願いしますっ！！ (2021年11月8日 21時) (
レス) id: adc36b28e6 (このIDを非表示/違反報告)
III IV IV〈みよよ〉 - あかがみんが出て大興奮中の私ですwすごい面白いです！応援してます (2021年11月8日 21時) (レス) @page50 id: 416f1ef278 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：眼目夢子 | 作成日時：2021年10月7日 10時
