story5 ページ6
「奢るって言っても、超高いね。ごめん!今度、なんかお礼するから!」
お礼、という言葉に少し反応した佐伯。
「…そんなの、いらないよ。俺がやりたくてやった事だしさ」
何か、言いたそうだったのは気のせい?
チラリと見ると、表情を曇らせている佐伯がそこにいた。
「…藍原さん。自分からいらないって言って早々で悪いんだけどさ。お礼と言っちゃ何だけどな?」
佐伯はスマホを取り出し、メールを送ってきた。
件名:お礼
本文:好きな人を、教えてください。
「えっ……い、いないんだけど」
佐伯は小さくため息をつく。
「……そっか。変なこと聞いて悪い」
佐伯はなんでそんな事聞いたのか。
ただ、それだけが気になって仕方なかった。
「佐伯…蒼太くん…?大丈夫ですか?」
思わず敬語になってしまった。
少し、ほんの少しだけ
顔が熱くなったのが分かった。
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夢有宇(プロフ) - イチゴ&白米姫さん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年12月20日 17時) (レス) id: 0d7f14acf5 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ&白米姫 - 面白いです!更新頑張ってください! (2016年12月20日 16時) (レス) id: 70a3631a86 (このIDを非表示/違反報告)
夢有宇(プロフ) - ふりかけカスタードさん» コメントありがとうございます! (2016年12月18日 15時) (レス) id: f4a72570b9 (このIDを非表示/違反報告)
ふりかけカスタード - お久しぶりなう!実はセーラームーン以外の小説を作ったよ!「セピア色の花を…」っていうタイトルです(*´∀`*) (2016年12月16日 23時) (レス) id: ec16e7549c (このIDを非表示/違反報告)
トロトロ - こちらこそ(; ・`д・´) (2016年11月10日 22時) (レス) id: 66dc274c14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢有宇 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumesu1/
作成日時:2016年10月15日 14時