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36.根拠は、ないんだけれど ページ36
透ちゃんや、響香ちゃんは、あの、有毒ガスのせいで、まだ、意識が戻らないらしい。
百ちゃんも頭を強く打ったと聞いた。
恐らく、焦凍は、危険を省みず、爆豪君を救出しに行こうとするはず。
例え、普段の仲が悪くても(爆豪君が一方的に嫌っているというのが真相だが)、仲間を見捨てるようなことが彼にできる筈がない。
だから、別れを告げるなら、このタイミングしかないのだ。
彼に話があると呼び出せば、怪訝な顔をしながらも応じてくれた。
別れ話だと思ったのかもしれない。
あながち、間違ってはいない気がするけど。
取り敢えず、端的に、私がこの世界の人間ではないこと、そろそろ、タイムリミットだということを話した。
37.君の言葉が全ての真実→←35.決心は、いつだって、鈍るけど
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作者名：灯夢 | 作成日時：2018年5月14日 18時
