たとえそれが運命でも (ページ12)

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12.確信の持てない胸騒ぎページ12

結局、脳無と呼ばれるものを、オールマイトが倒した為、敵は、退却。
相澤先生も、13号先生も幸い命に別状はないらしい。
緑谷君もそれは同じようで、心から安堵した。

夢を見た。
誰かが私を呼んでいるような夢を。
何故か、その声が懐かしいと根拠のない確信があった。
ホラーなんかでは勿論ないし、私はこの声の人を知っている気がする。
でも、誰だか分からない。
と思ったと同時に目が覚めた。
もう、朝のようだ。
昨夜見た夢に引っかかることがないでもないが、昨日、敵に遭遇した恐怖が残ってあのような夢を見たんだと思い直し、気にしないことにした。
これが、まだ、序章に過ぎなかったと身を持って知るのは、もう少し先のことである。

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