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10.ティータイム ページ10
何故か、良い茶葉が手に入ったということで、お茶会ということに相成った。
御国さんは、ロイヤルミルクティーが好きらしい。
私は、結構紅茶が好きだし、それ以上に拘りが強い。
「アールグレイも良いですけど、マリアージュの味もまた格別ですね。」という私の言葉は、坊ちゃん育ちの彼には、さぞ、滑稽に聞こえたことだろう。
自虐はこれぐらいにするとして、このような場が持てたのは、私にとっては、救いであった。
このところ、不安に苛まれ、危うく人間不信になりかけていた私にとって、このお茶会は、癒しであった。
もう一つ、私にとって救いだったのは、ロウレスに関することだった。
相変わらず、悩みの種は尽きないようだったが、この一時だけでも束の間の休息を取ってくれたようで、何も話してくれないという事実を除けば、お茶会自体は、満足のいくものとなった。
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作者名:灯夢 | 作成日時:2018年4月13日 14時