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28.溢れる優しさ ページ28

さて、あとは、御国さんに、ことの顛末を話してもらうだけである。
その日は、彼が骨董屋に居なかった為に、対面は、さらに次の日になってしまった。
御国さんには、「薄々、気づいてはいたんです。私が、吸血鬼に狙われやすいってどういうことですか?」と、彼に単刀直入に切り出した。
彼は、私が何を聞こうとしているのか、把握しているようで、ロイヤルミルクティーを淹れてくれた。
そして、突然、「Aは、ペルセポネって知ってるかい?」と切り出した。
「ギリシャ神話における、豊穣の神である、デメテールの娘ですよね?柘榴の実を食べたばっかりに、四ヵ月は、地下世界にいなければならなくなった。」と答えると、彼は、「Aが、博識で助かるよ。」と言い、こう言葉を紡いだ。
曰く、吸血鬼に狙われやすい血を持つ女性を、ペルセポネということ、ペルセポネと呼ばれる女性は、ごく稀にしかいないということらしい。
彼は、ついでに、「それだから、彼は、Aを俺に託したんだ。」という言葉で締めくくった。

29.特訓という名の読書→←27.予期せぬ別離



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設定タグ:サーヴァンプ , 有栖院御国 , ロウレス   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:灯夢 | 作成日時:2018年4月13日 14時

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