〜�后ィ押� ページ17
「無理、しちゃダメだって。」
そっと手を伸ばし、頬に触れる。
深瀬さんのぬくもり。
「隠してるつもりでも、すぐわかるんだからね？」
鼻の奥がツーンと痛む。
やっぱり、大好きだ。
そばにいたい。
涙をこらえた代わりに、その気持ちが溢れて止まらなくなる。
「でも、私のためにみんなを、大好きな四人を、不幸せにしたくない……。」
「……何言ってるの。君のためなら、俺らなんだってするよ？」
「深瀬さん、優しすぎですよ……。」
その優しさを重荷に感じてしまい、目をそらす。
「……だって、Aの幸せが、俺らの幸せだもん。」
「どうして……っ！？」
思わず声を荒げてしまう。
「こんな役立たずな……邪魔者に！どうしてそこまでしてくれるんですか！？」
邪魔者、と自分で言う時、何とも言えぬ痛みを感じた。
それを塗りつぶすように、また声を張り上げる。
深瀬さんは静かにこちらを見、そして、また笑った。
「どうしてって、そりゃ、“大切な人”だからね。」
いつもと同じ……
あまりにいつも通りな笑顔。
「大切で大好きだから、そばにいてほしいんだ。……役に立つとか立たないとか、メイワクだとか、そういう事じゃなくて。」
そう言って、ふわりと微笑む深瀬さん。
「……好きなんだ。ホントにただ、それだけ。」
目頭が熱くなる。
底なし沼から引き上げられたようだった。
優しい真っ直ぐな言葉が、固くなだった心を溶かしていく。
私は、ここにいていいんだ。
視界がにじむ。
せきを切ったように、涙があふれた。
「ありがとう……ごめんなさい……深瀬さん……！」
絞り出すように言葉を紡ぐ。
スッと手が伸び、柔らかい温もりに包まれる。
深瀬さんは、泣きじゃくる私を、そうやってずっと抱きしめてくれていた。
それはどこか気恥ずかしく、でも、とても心地のいいものだった。
「深瀬さん。」
涙をぬぐって呼びかける。
「私、もっと強くなるね。学校の目もネットの目も、怖がらないで立ち向かえるような人になる！」
まだ腫れぼったい目で、精いっぱいの笑顔を見せた。
「だ〜か〜ら〜！無理しちゃダメだって！！辛い時には笑顔作らなくていいの！！」
そう言って、軽く頬をつねられる。
「いてっ！こ、これはホントの笑顔ですよ！今は、幸せいっぱいなので！」
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ゆらら(プロフ) - 月詞さん» ありがとうございます！！とても励みになります！(≧▽≦) (2019年4月19日 17時) (
レス) id: 476168040b (このIDを非表示/違反報告)
月詞 - 面白いですね！！応援してます！！頑張ってください！！ (2019年4月16日 19時) (レス) id: a78b7adcf3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらら(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございます。修正しました。また何かあればお願いします。きちんと項目を見ておらず、不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。 (2019年4月14日 11時) (レス) id: 476168040b (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 何度も言いますがオリジナルフラグをお外し下さい違反なので。編集画面にも注意がちゃんとあります。読まない、読めない、理解出来ないなら活動はおやめ下さい。オリジナルフラグを外されないなら違反報告します (2019年4月14日 10時) (レス) id: a6e6d18aa3 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年4月14日 8時) (レス) id: a6e6d18aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆらら | 作成日時：2019年4月14日 7時
