SLH【短編集】

YUMA 浮気 Part1 ページ26

Aさんside

私は今、1番見たくなかった光景を目にしている

女「次はどこ行きますかぁ？」

Y「そうやなー次はどこ行こうか？」

知らない女の人と私の大好きな恋人がすごく楽しそうな顔で並んで歩いている

A「浮気…？いやでも、お友達かもしれない…」

女「ゆうま…」

Y「ん？……はい」

女の人がゆまさんの服をクイッと引っ張り何かを言ってゆまさんが少し屈むと女は顔を近づけた

そこまでしか記憶が無い…私は急いで家に駆け足で帰ったからだ

A「な、んでっ、見たくなかった…」

キス…してた…

A「別れ…よ、う…」

そうだ、そうした方がいい…きっとゆまさんも私なんかよりあの綺麗な人の方が…

A「ひっく…うっ、うぇっ…」

泣きながら出て行く準備をして最低限の物を持って玄関に向かう

K「たーだいまぁ！？」

タイミング悪くカラスさんが帰ってきた
ドギーハウスに住んでるから帰ってくるのはあたりまえか…

K「どどどどどした！？なんで泣いてん！？それにその荷物…なんかあった？」

A「なんでもないです、ちょっと友達の家に行くだけです」

K「友達の家に行くのには多くない？え、ゆまくんとなんかあった？」

A「ないです…」

K「じゃあなんで泣いてんの？」

A「なんでもないですってば……あっ、あんなとこにジャスティンが！」

K「なんやて！？おらんやん！…って！逃げた！」

ごめんなさいカラスさん…さようなら

エレベーターに駆け込んで1階を押す

家具とかは引越センターに頼もう…落ち着くまでは実家にいよう、お金はある…

エレベーターが1階につきドアが開く
出ようとしたら乗ろうとした人とぶつかる

A「すみません…」

？「いえ、こちらこそ…って、Aじゃん」

この声は…

Y「…どした？」

ゆまさんだ…

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