おっぺけ四人組、今日もゆるーく活動中。【オリジナル】

おっぺけ日誌その２４ ページ42

｢前川は団長だわ｣
｢わかるー｣


翌日、中学校での休み時間。
おっぺけ団のことを犬川と福沢に話すと、2人とも昨日の奥沢と同じ事を言い始めた。


｢だって前川、バスケ部の主将だし｣
｢クラス委員長だし｣
｢｢団長だろ｣｣


席に座って机に頬杖をつく犬川とその側に立ってうめえ棒を貪る福沢。
幼馴染みと言うだけあって息がぴったりだ。


｢まぁ、団長だからって全部面倒事引き受けないといけない訳じゃないし。｣


変に上下関係作る必要も無いでしょ、という奥沢の言葉から、私はおっぺけ団の団長となった。
ちなみに、おっぺけ団と言う名前は2人も気に入ったようだった。


この出来事から、おっぺけ団は生まれた。
その後、この4人で部活を設立すべく私が生徒会に入ったり、
その生徒会と言うキャラの濃い人達の集合体におっぺけ団が問題視されたり、
ヤンキーに絡まれたりする訳だが、
それはまた別の話。

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